今年のAnimeJapanはどうなの? 総合プロデューサーインタビュー

マンガ

公開日:2015/2/25

ステージ、快適さ、フード……AnimeJapan 2015で変わること、変わらないこと

――では今回についてファミリーアニメフェスタ、ビジネスデー/エリアの新設のほかには、RGBステージの規模などは変わらないようです。これは去年が適正だったという判断でしょうか。

廣岡:そうですね。会場規模的に、これ以上増やせないのもありますけど。

――去年は満員のイベントも多く、落選者が多いという印象も少しありました。たとえば西展示場の一部を使うという選択肢もあったのでは?

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廣岡:ありがたいお話です。実は西展示場を使うというのも検討はしたのですが、実際問題として別のイベントがあって会場が抑えられませんでした。ただ第2回の今年も去年並みの応募がありそうだという事がわかったので、来年以降はまた検討したいです。

――素朴な疑問なのですが、ステージの割り振りはどのように決められるのでしょうか?

廣岡:基本は出展者様の希望ですね。レッド、グリーン、ブルーから希望を募って、後は個別に相談しているという感じでした。これからステージの申し込みが始まりますので、ご購入頂いたかたはお忘れなく!

――昨年「オープンステージ」だった所はAnime+ステージとなって、かなり毛色が変わりました。

廣岡:昨年はおもに作品ベースでステージをしていましたが、今年は「アニメの周辺ではこんな面白いことがある」ということを知ってもらうための構成にしました。

――Animelo Summer Live 2015の記者発表会が行なわれたり、アニメラジオの表彰やグッズ企画のコンペなどユニークな企画にも業界の大物が登壇されたりと、かなり力が入っています。

池内:去年の実績があったからこそ、ですね。委員会全員でしっかりと吟味して、あのような企画、ラインナップになりました。

廣岡:ポニーキャニオンの野島さん(エンターテインメントエリアプロデューサー)が企画全体を仕切っているのですが、曰く「Anime+ステージは、僕が8年ぐらい働いてきた中の人脈の総決算!」だそうです(笑)

――声優アワードのように、アニラジアワードも権威が付けばいいですね。

廣岡:<音泉>、響、文化放送、アニメイトTVと、アニメのラジオを配信しているところに全面協力して頂きますからね。普段お世話になっている皆様のアピールの場にして頂きたいですし、ラジオって好きなアニメのものしか聴かない人もいますよね。このアワードをきっかけに「こんな面白そうな番組あるんだ」と多くの人に思ってほしいです。

――去年の会場を思い出すと、部分的に混雑していた印象があります。

池内:今年はブースやステージの内容をしっかりヒアリングしたうえで、安全面を去年より高めたいです。

――この規模のイベントですとフードも欲しいですが、今年もありませんか?

廣岡:ローソン様にご協力頂き、一部販売致しますが、主催としては実施致しません。。ご要望もたくさん頂き、委員会でも最後まで検討したのですが今回は見送りました。フードを出すからにはきちんと美味しいものを出したいですし、混雑、調理環境、衛生などの懸念も多くあって……。

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