おにぎらずの進化系「スティックおにぎり」が話題!食べやすい!具材のバリエーションも豊富!【作ってみた】

食・料理

公開日:2016/1/19


『簡単! 可愛い! 食べやすい!スティックおにぎり』(神野佳奈子/宝島社)

 料理界において、2015年に一番検索され、「トレンド料理ワード大賞」を受賞した「おにぎらず」。それに続けとばかりに、最先端おにぎりとして注目を集め、すでにブレイクしつつあるのが“スティックおにぎり”です。スティックおにぎりとは、その名の通り、ごはんを棒状にしたおにぎりのことで、細長いので食べやすく、持ち運びも便利、しかもオシャレということで、TVや雑誌などでも取り上げられています。そして、満を持して『簡単! 可愛い! 食べやすい!スティックおにぎり』(神野佳奈子/宝島社)という専用本が発売されました。本書では、スティックという形を活かしながら、中に具を入れた基本的なものから、混ぜご飯、オープンサンド風、さらには季節に合わせたデコレーションものまで、全72レシピが紹介されており、気分に合わせていろいろなおにぎりが作れます。今回はこの中から、巻き込む系、オムライス風、デコレーション系の3品を実際に作ってみました。

カリカリチーズのおかかしょうゆスティックおにぎり(P.22)


 ごはんにかつお節、しょうゆ、粗びき黒こしょうを混ぜ、棒状に巻きます。フライパンにピザ用チーズを広げて熱し、周りがカリカリになったら、棒状のごはんをのせ、チーズをごはんに巻きつければ完成です。

 完成したものをクッキングペーパーで包むと、こんなオシャレになりました。一見おにぎりに見えないですよね。焼けたチーズの香ばしさと、おかかしょうゆごはんがマッチして、洋風な見た目だけれど、どこかほっとする味に。このレシピはいつものおにぎりで作ってもきっと美味しいと思うのですが、スティックにするからこそ全体のまとまりが良く、楽しめる一品になりました。

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オムライス スティックおにぎり(P.66)


 オリーブオイルを熱したフライパンで、にんじん、玉ねぎ、ピーマン、ごはんを炒め合わせ、ケチャップと塩で味を整えます。ラップに薄焼き卵、炒めたごはんをのせ、棒状にしっかり握れば完成です。

 洋食の定番メニューであるオムライスまでもスティックになってしまいました。いつもだとスプーンですくってもバラバラと落ちてしまうごはんも、これだと卵と一緒にスマートに口に入れて食べることができるので、子どもでもとっても食べやすいですよ。お弁当にもオススメです。

鬼は〜外! 鬼の節分スティックおにぎり(P.123)


 ラップの上にごはんを長方形におき、好みの具をのせて棒状に包み、しっかり握ります。このごはんに薄焼き卵を巻いて、服を着せます。あとは、ブロッコリー、にんじん、海苔、ケチャップを使って、それぞれのパーツを作れば完成です。

 もうすぐやってくる節分の鬼をスティックおにぎりで作ってみました。これもスティックだからこそのアイデアですよね。恵方巻きも良いですが、小さいお子様のごはんには、こんなおにぎりで節分を楽しんでみてはいかがでしょうか?

アレンジは自由自在! まだまだ広がるおにぎりの世界
 かつてのおにぎりと言えば、梅や昆布を握った三角おにぎりに海苔を巻いて食べるのがスタンダード。ツナマヨなんかはとってもおしゃれな具材のひとつでした。でも、近年はおにぎりのスタイル自身がかなり変わり、それに伴って、おにぎりに入れる具材の幅も一気に広がりました。もうおにぎりに入れられないものはないのでは? と思ってしまうくらい。それがおにぎらずにしろ、スティックおにぎりにしろ、人気になった要因ですよね。ますますおにぎりの快進撃は続きそうです。

文=JUNKO