男が好きな女の魅力は「グラビア」を参考にすべし!“ちんころじ~”で無駄恋愛を撲滅!【後編】

恋愛・結婚

公開日:2016/2/26

 うまくいく婚活女子にはとある共通点が……? 実は、正しい方向性で努力すれば、誰だって婚活はうまくいくのです。「婚活は恋愛よりも努力のしがいがある」と断言する仁科友里氏に、婚活成功の秘訣を伺ってみました!

【前編】はこちら

男性がどんなルックスに魅力を感じるのか、「女性誌」ではなく「グラビア」を参考にすべし!

婚活成功の鍵は“自分で考える基礎体力”

――前編では婚活がうまくいかない女子の共通点を伺いましたが、逆に成功するひとにも共通点ってありますか?

advertisement

仁科 ずばり、オトナの“基礎体力”のある女性ですね。

――基礎体力とは?

仁科 自分で考える力のある女性のことです。送られてきたメールの文面を見るだけでも、うまくいきそうなひとはわかりますよ。自分の状況を客観的に見ることができていて、きちんと必要な情報をわかりやすく伝えてくれる。たとえば、うまくいかないひとの例でいうと、自分の年齢などの情報を記載しないで「助けてください!」とだけメールをしてくるひとがいます。すごいひとだと、「いま婚活パーティなんですけど、あと10分以内に返信ください」とか(笑)。

――それはすごいですね(笑)。

仁科 背景を書かずに自分に起こったことだけを書いてくること、それってつまりは自分のことを客観的に見られていないっていうことなんですよ。何が問題って、自分は何を欲しているのかがわからないと、自分で考えられない“流され婚活”になっちゃうんですよね。そういうひとは大体決まらないですね。

 逆に、「私はこう思うんですけど、“ちんころじ~”的にはどうですか」とか、もしくは「仁科さんはこう思うみたいですが、私はこうやってみたい」っていう風に自分で考えることができるひとは強いですよ。基礎体力があれば、挽回できますから。

――自分で考えることで婚活成功の活路が開けるんですね。

仁科 婚活というのは、“結婚生活の予行演習”だと思っているんです。男性のいいなりなれば、婚活はうまくいくかもしれません。けれど、一生それができますか? 男性を立てて、仕事をしながら家事や育児をやったら「結婚したけど、幸せではない」という状態に陥ってしまいます。できないことはやらなくていい、欠点があってもいいです。その代わり、相手にメリットを与えましょう。それができれば、嫌われたんじゃないかと不安になることも減るはずです。そういう点でも、考える癖というのはみなさんにつけておいてもらいたいなと思います。

幸せな結婚生活の秘訣は“与え合うこと”

――離婚予想が特技だということですが、何をポイントとして「このひとたちは離婚するな」と予想するのですか。

仁科 やっぱり、“メリットを与えられないひと”というのがポイントです。

――それは、“女性側”が与えられないということですか?

仁科 お互いにです。婚活が決まらない独身女性って、“結婚”というものは、自分という存在を男性がすっぽり包んでくれるようなものだと思いがちなんです。自分の存在をまるごと受け止めてくれて、さらに自分のメリットも増える、といったように。

――確かに、結婚ってそういうイメージが強い気がします。

仁科 でも、実際は違うんですよ。男性と女性それぞれの円があると想像してください。その円が近づいていって重なり合う、その部分がメリットです。お互いにメリットを与え合わなければならない。そして、その重なるメリットの部分が大きければ大きいほど、離婚のリスクというのは低くなります。メリットが大きくなるというのは、円の中心がぐっと近寄ることが必要ですよね。男性にとっての円の中心というのが、すなわち“ちんころじ~”なんです。性的メリットを満たせば、他のメリットは少なくてすみます。

――男性に包み込んでもらうような安心感を求めて結婚したいひとも多い気がしますが……。

仁科 すべて内包する男性って、お父さんくらいじゃないでしょうか。結婚するということは、自分で選んだ男性と、1から家族を作っていくということです。みなさんのご両親も微調整を繰り返しながら、今のスタイルを作られたわけで、いきなり“完璧な味方”になったわけではないと思いますよ。結婚=内包と考えると、どうしても「私を理解してくれない」とか「尊重してくれない」っていう思考回路になってしまうんですよ。最初から完全な一致を目指すのではなくて、お互いに与え合いながら、協力関係を作っていきましょう。

婚活の相手探し、まずは職場から

――書籍では、相手探しの場所で“職場”を推奨してますね。

仁科 そうなんです。会社というのは、価値観や知性、年収などのレベルが大体同じひとたちの集まりなんです。派遣だろうがバイトだろうが社員だろうがみんなチャンスはあります。たとえ付き合いたいと思うひとがいなくても、同期とか先輩とかと仲良くしているとそこでまた人間関係も広がっていきますし、昇進などにもつながってくる。職場を大事にするというのはあらゆる意味で得策なんですよね。会社を毛嫌いするひともいるんですけど、もっと戦略的に使ってほしいですね。

――確かに色々と見知っているひとなら、信頼しやすいですね。

仁科 そう、特に最近はプロフィール詐欺なども横行していますから、そういう点でも職場は信用度が高い。また、私はよく婚活を始めるひとに「奥さんチェックをしろ」と言うんですよ。自分がいいなと思っている男性の奥さんを見る。年齢や学歴、職業、交際歴をかたっぱしから聞けっていう。もしくは、周囲でそういう男性を探しても全く見つからないこともあるかもしれません。ただそれって、自分の周りにいないような男性、つまり「空想上の生き物」を追い求めているとも言えるんですよ。

――自分がどんな男性が欲しいか具体的にシミュレーションするんですね。

仁科 まずは職場でこんなひとだったらいいなっていうレベルの男性を見つける。そういうひとたちの裏をとっていくうちに、何歳でお付き合いを始めたとか、結婚までの流れが逆算できますから。「奥さんチェック」はとても有効なんですよ。

――「奥さんチェック」、ですか。具体的にはどうリサーチするんですか。

仁科 そのひとたちに実際に聞いてみるんです。そうすると大体パターンが見えてきますから。たとえば、飲み会で家族のお話を聞いてみるとか。自分が理想とする男性がどういうタイプの女性を好むかがわかってくる。おまけに親密度も上がれば、仕事面では昇進などといったおまけがついてくる可能性もあります。職場は有効に活用しましょう。

ちんころじ~で無駄を撲滅

――“ちんころじ~”を活用できれば、安定した心持ちで婚活にのぞめるような気がしてきました。

仁科 そうですね。加えて、“ちんころじ~”は無駄恋愛の撲滅にも役立つんですよ。“ちんころじ~”をおさえておけば、不倫相手なんて即座に選択肢から切り捨てられるし、出会わなくていいひともたくさんいるというのがわかる。婚活は捨てる作業です。いらないひとはどんどん捨てていかないと、時間ばかりがたっちゃう。女子カーストだとモテることが大切だけど、婚活にモテは必要ありません。いいなと思ったひとに振り向いてもらえさえすればいいわけですから。

――モテたらつい嬉しくなっちゃいますけどね。

仁科 褒められたり、モテたりして自信をつけることは、とても大切です。そのためにもやっぱり外見作りは重要です。モテる経験を何回か積み重ねると、褒められなくても大丈夫になってきます。それが“本当の自信”です。自分に自信がある人は、出会った男性と仮にうまくいかなくても、ダメージが少なく、すぐに気持ちを切り替えることができます。うまくいく男性がきっといると信じられるからだと思います。

――自信をつけるためにも外見作りは大事なんですね。

仁科 そうですね。外見作りに関しても書籍に詳しく書いてありますが、決して流行トレンドの服を追う必要はなく、“ちんころじ~”に則って作っていく。そのためにもグラビアはかなり参考になりますよ。

 あとは、とにかく相手の話を聞いて自分で考える。男性は残念ながらスーパーマンではないので、思っているほど幸せにしてはくれないと思うんですね。「メリットを与えろ」という話を何度もしてきましたが、それって幸せな結婚生活を送るためにも重要なんですよ。たとえ合わなかったり、嫌いな部分があったりしても、メリットを与え合えればうまくいきます。お互いに感謝できるので。

――それって、こちらが欲しいものと相手が欲しいものを理解していなければできませんね。

仁科 そう、だからまず “ちんころじ~”を利用して、たくさん男性をおびきよせてください。その上で自分が好きな人を選ぶ。結婚も、受験や就活と同じく一種のマッチングです。ですから、傾向と対策を立てて、戦略を立てることで、いま抱えている不安を解消できると思いますよ。

【まとめ】

 幸せな結婚生活のためには、まず自分で考えて選ぶところから。一見身も蓋もないように思える“ちんころじ~”も、うまく活用すれば婚活成功の大きな鍵となるのです。

 今回お話ししていただいた仁科氏の著書『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)では、“ちんころじ~”の具体的な活用法や、外見の作り方、自分の市場価値がわかるレベルチェックなど、他にも盛りだくさん。「頑張ってるのになかなか成果が出ない!」とお悩みの婚活女子にオススメの一冊。不安や不満から解放されて、幸せな結婚生活を手に入れましょう。

取材・文=園田菜々

【前編】はこちら

プロフィール●仁科友里(にしな・ゆり)
1974年生まれ。会社員を経てフリーライターに。『サイゾーウーマン』『週刊女性』『週刊ポスト』などにタレント論、女子アナ批評を寄稿中。自身のブログ、Twitterで、男性の本音を読む行動学“ちんころじ~”を提唱し、婚活に悩む女性たちの相談に答えている。
ブログ:「もさ子の女たるもの
Twitter:@_nishinayuri