頭痛にカフェインが良い? 200万人の痛みを消した!頭痛の人気専門医が教える“頭痛解消法”

健康

2016/10/23

『頭痛は消える。』(清水俊彦/ダイヤモンド社)

 日本人の約4000万人が、慢性的な頭痛に悩まされているというデータ(日本頭痛学会による大規模疫学調査より)がある。特に多いのが、偏頭痛と緊張型頭痛の2種類。ズキズキと痛む偏頭痛は悪化すると立っていられず、嘔吐や下痢の症状も引き起こす。一方、緊張型頭痛は、悪い姿勢や座りっぱなしの生活が引き起こすとされ、脳の側面がギュッギュッと締め付けられるような痛みが、ほぼ毎日続くという。

 私事で恐縮だが、筆者は過去に、偏頭痛が原因で倒れたことがある。トイレで吐いては、倒れ、また吐いて……という地獄のような一晩を過ごした。翌日、痛みがひいたところで病院に行くと、医者からはあっさり偏頭痛と診断された。以来、どこへ行くにも頭痛薬は手放せない。もはや、頭痛とは共存してくしかない、と思っていたところに、救世主が現れた。頭痛の専門医・清水俊彦先生だ。

 この清水先生、のべ200万人の痛みを消したというから、只者ではない。どんな画期的な治療を施すのかと思いきや、なんと一般的な偏頭痛・緊張型頭痛というのは、生活習慣をちょっと気をつけるだけで解消するのだという。

 清水先生自ら筆を取り、我ら頭痛持ちのために書き記した本がある。タイトルは『頭痛は消える。』。本書では、偏頭痛と緊張型頭痛を消す生活習慣のコツを紹介。生活習慣で頭痛がなくなるなんてにわかには信じがたいが、事実、外部からの刺激が頭痛に大きく関係しているんだとか。本書で紹介されている頭痛を消すコツをちょっとだけ公開!

●みかんやヨーグルト、チョコレートは食べ過ぎない
 柑橘系の果物やチョコレートには、チラミンやポリフェノールといった「血管拡張物質」が入っているため、食べ過ぎると脳血管が広がりすぎて神経を刺激し、偏頭痛を誘発しやすくなる。ほかにも赤ワインやサラミやウインナーも要注意食材。つまり、サラミを肴に赤ワインをしこたま飲んで、翌日目覚めたとき頭がガンガンしていたら、それは二日酔いではなく、偏頭痛の可能性大。

●砂糖を少し入れたコーヒーや紅茶で積極的にカフェインを摂る
 コーヒーや紅茶に含まれるカフェインには、利尿作用があるため、脳血管のむくみが取れて、頭痛が改善する。

●ポニーテールや三つ編みは頭痛を悪化させる
 髪を引っ張ると、頭の知覚神経が刺激され、頭痛が起きやすくなる。ヘアアレンジするならダウンスタイルで。

●映画館では、キャラメル菓子で糖分を、コーラでカフェインを摂りながら
 映画館や劇場など、閉鎖的な空間の中で、刺激的な照明や音楽に触れると、頭痛が起きやすくなる。対処法としては、キャラメル菓子の糖分で脳血管を広げ、コーラのカフェインで脳血管のむくみを取ること。

 こういった、すぐに実践できる生活習慣のコツを、58個紹介している。読んでいると、「そういえば、こういう場面でよく偏頭痛が起きてた!」と、自分の生活を振り返るきっかけにもなるので、頭痛持ちにはかなりタメになる本。

 清水先生が仰るんだから、間違いないと信じ、筆者もさっそく今日から実践してみようと思う。グッバイ頭痛を目指して。

 文=中村未来(清談社)