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いよいよドラマ放送開始!作る過程も楽しめる料理コミック!『ホクサイと飯さえあれば』【作ってみた】

『ホクサイと飯さえあれば』(鈴木小波/講談社)

 以前、掲載誌の休刊によってファンに惜しまれつつも連載が終了した『ホクサイと飯』。漫画家・山田文子、通称“ブン”の、ご飯への、そして料理への思いや執念を描いた、料理コミック作品。その8年前の大学時代のブンを描いた作品が『ホクサイと飯さえあれば』(鈴木小波/講談社)として登場した。本作品は実写化され、連続TVドラマとして2017年1月22日より放送がスタートしており、話題となっている。

 料理漫画や料理ドラマというと、食べるシーンを楽しむものがメジャーだが、この作品はあくまで“作ること”に重点を置いており、食べるシーンは出てこない。「料理はね、作ってる時間が楽しいんだよ」とキラキラとした表情で料理を楽しむブンを見ていると、料理をしたくてうずうずしてくる。今回は、そんな本作の中で描かれている料理を、実際に作って紹介しようと思う。

■「変身のサンドイッチ」(1巻 2食目)


 まずは、マヨネーズ作り。ハンドミキサーで作ると簡単と書かれていたが、あえてブンと同じような作り方をしてみた。密封できるジップロック等に卵黄、酢、はちみつ、塩コショウを入れて泡だて器で泡立つまでひたすら混ぜ、そこに油を少量ずつ加えながら蓋を閉めてひたすら振ればOK。筆者の家のジップロックではマヨネーズが漏れてキッチンが大惨事になりかねなかったので、途中でビンに入れ替えた。30分くらいかかったが、どうにかマヨネーズが完成!


 あとは、100均のサンドイッチとパンの耳に、レタス、作ったマヨネーズとシーチキンを混ぜ合わせたものを挟めば出来上がり。ブンとジュンが仲良くなるきっかけとなった、2人の持っていた食材を掛け合わせたサンドイッチ。マヨネーズから手作りすると、手間をかけた分、食べる幸せをより噛みしめられる。2人が土手で仲良く食べながら自己紹介を交わす様子を見ていると、見ているこちらも和やかな気分になる。

■「ミートボールスパゲティ」(1巻 4食目)


 2品目は、ブンの部屋に突然現れた謎の少年・ナギと一緒に手作りした「ミートボールスパゲティ」。豚ひき肉、玉ねぎ、パン粉、牛乳を混ぜてフライパンで焼き、肉団子を作っておく。続いてトマトソース作り。ニンニクと唐辛子をみじん切りにしてオリーブオイルで炒め、カットトマト缶、塩コショウを加えて量が8割くらいに減るまで煮る。あとは、茹でたスパゲティにトマトソース、肉団子を加えてお皿に盛れば完成。

 焼き目のついた肉団子が香ばしく、ニンニクが効いたトマトソースと相性抜群。「ご飯は1人で食べた方が絶対に美味しい!!!」と豪語するブンの持論を論破したと思われる一品なだけある。料理は1人で作るのもいいが、たまに友達と一緒に作ると、また新しい楽しさがある。

■「世界一のクッキー」(2巻 8食目)


 最後は、雨の日に雨漏りの受け皿として鍋と皿を使い果たしたブンがふと思い立って作り出した、「世界一のクッキー」。これは、ブンが生まれて初めて作った懐かしい思い出のお菓子でもあるようだ。ビニール袋に卵を割り入れ、レンジで溶かしたバター、砂糖を加えてよく混ぜる。ココア味にするときは、ここでココアパウダーを加える。小麦粉を加えてこね、麺棒で平らに伸ばして冷蔵庫で休ませる。あとは形を作って170度に熱したオーブンで15分ほど焼けば完成。目にはチョコチップを使用した。

 シンプルで基本的なクッキーだが、形にもこだわると、食べる時の楽しみもひとしお。コミック内では、ブン、ホクサイの形以外にも、ジュンとナギ型のクッキーも作られている。

 この『ホクサイと飯さえあれば』に出てくる料理は、ただ作っているだけではなく、本当に心から料理を楽しんでいるということが伝わってくるものばかり。食べるシーンがなくても、「作る」という行為から幸せオーラが、そして美味しさが伝わってくる。忙しい毎日の中で常にブンのような料理を作り続けることは難しいかもしれないが、休日や余裕がある日は、彼女のように“料理そのものを思いっきり楽しむ”こともしていきたい。

文=月乃雫



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