厄年の人は豆をまいてはいけない? 運気を上げる「節分」の過ごし方

暮らし

2017/2/3

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 節分は「完全に冬が終わる」という季節の節目。災いを祓い、福を呼び込むという「豆まき」を行うのが一般的だ。
 もともと豆まきは「追儺の鬼(ついなのおに)」を追い祓う行事として始まった。追儺の鬼とは、人間が溜めてしまった邪(よこしま)な想い(邪気)から生まれる鬼。いつの間にかその鬼に取り憑かれ、身も心も奪われてしまうと恐れられてきた。

 そして節分には、驚くべき開運効果があるのをご存じだろうか? 

「そもそも日本の年中行事は、時の帝や国を統べる者たちが国の繁栄と国民の安寧を祈って始めたものも多く、仏教・神道・陰陽道・占術師・運命学者の基盤となる考えが盛り込まれています。そのため正しい方法で行えばスピリチュアルスポットに行くより開運効果があるのです」

 そう語るのは、『最高の開運―神様より授かりし、身の回りをパワースポットにする方法』(KADOKAWA)を上梓した透明先生だ。

 幼い頃より特殊な力に目覚め、高名なお寺の高僧である師に師事した後、人の人生にたずさわる占い師としての修行を開始(鑑定希望者の3分の1が占い師。そのため、「占い師の占い師」とも呼ばれている)。
 仏教はもちろん、神道、陰陽道、占術師、運命学者、仙道、道教……などなど、ありとあらゆるジャンルの技術を学び、新たな開運方法を提案している透明先生に、運気が上がる節分の過ごし方をうかがった。

 まずは、節分といえば「豆まき」だろう。正しく行うことで開運する方法があるという。
 透明先生にうかがった節分のやり方、そのポイントとしては……
(1)「祓いの儀式」「福呼びの儀」の両方を行う
(2)厄年の人は鬼役になる
(3)豆をまく順番、方向を意識する
の3点。詳しく解説してみよう。

◆開運できる最強の豆まきって?

<用意するもの(材料)>
・炒った大豆(スーパーなどで買ってもOK)
 炒り豆は3日間神棚に上げて、神様のお力をいただいておく。買ってきた豆は袋の口を開けておくとよいでしょう。
 自宅に神棚がない場合は、神社や仏閣へ行き、豆を袋のままお賽銭箱の上に置き、神仏に「節分の祓い豆としてください」とお願いすれば、祓いの力は充分に備わります。

<祓いの儀のやり方>
1、家中のすべての窓と、外に繋がる扉を開ける。

2、家の中心から見て、北東の位置にあたる鬼門の方位に最初に豆をまく。
 鬼門は古来より鬼が現れる場所。まずは鬼門を豆で封じることから始めなければなりません。北東の部屋や壁に向かって「鬼は~外~!」と豆をまいてください。窓がある場合は、窓から外にも軽くまくとよいでしょう。

3、北東を封じた後は、南西に向かって歩きながら「鬼は~外~!」と豆をまき、最後に南西の裏鬼門に向かって豆をまく。
 鬼門(北東)から裏鬼門(南西)を繋ぐ道は、鬼の通る道「鬼道」。ご家族に厄年の方がいる場合は、南西に向かって立ってもらい、背中に向かって豆を投げ、当ててあげてください。そうすることで豆に邪気が移り、ついでに厄で溜まった穢れも祓われ、裏鬼門に抜けてゆきます。

4、鬼門と裏鬼門を封じた後は、各部屋・トイレ・お風呂などに軽く豆をまく。

5、最後に、玄関(扉は開いた状態)に向かって豆をまく。

 ここまでが、祓いの儀式。次に、福呼びの儀をおこなう。

<福呼びの儀のやり方>

1、すべての窓を閉めて、玄関だけ開けた状態にする。
 福を呼ぶ際は、窓が開いていると福がそこから逃げてしまいますので、必ず窓を閉めてください。

2、祓いの儀式でまいた豆は、鬼門である北東と、裏鬼門である南西にすべて集めておく。
 豆を置いておくことで、福を呼ぶ際に、鬼門と裏鬼門を封じたままおこなえます。

3、まず玄関の外から「福は~内~!」と豆をまく。
 玄関が汚れていると運気が悪くなる、と聞いたことはありませんか? よい気は玄関から入ってきます。まずは外からのよい気を豆に封じていただき、その豆を家の中に入れる動作をすれば、福を呼び込むことができます。

4、終わったら一旦玄関を閉め、南東の方角から、北西の方角に向かって「福は~内~!」と豆をまく。
 祓いの儀式でまいた 鬼門→裏鬼門とは逆におこないます。方位の良運をいただく意味があります。

5、福呼びで使った豆(福豆)だけを拾い、今年自分がなる年の数+1個の豆を食べる。
 福を体に取り入れることができます。余った福豆は、集めて神棚や仏壇にお供えすると、神仏の御加護を強くいただけます。また、祓いの儀式で使った豆は、ティッシュペーパーや半紙などに小分けにして包み、鬼門・裏鬼門・トイレに置いておくことで、場の穢れを封じ続けることができます。

 いかがだろう? 今までおこなっていた豆まきとは、ずいぶんやり方が異なっていたのではないだろうか。


◆厄年の人は鬼になって豆をぶつけてもらうべし!

 豆まきには炒った大豆を使うのは理由がある。炒るというのは「災いを射る」となり、豆により強い力を与えるからだ。ただの験担ぎではなく、実際に大地の「地の気質」と、炒る「火の気質」を合わせることで、五行の相乗効果が得られるのだ。
「大豆は豆そのものに大地の気質をたくさんはらみ、その構成は、神社などで見られる結界と同じ効果を宿しています。このような自然に組み上がった結界を『自然結界』と言いますが、この大豆という結界に鬼を生む邪気を移して封じ込めることで、体から邪気を抜き取ることができるんです」

 

 そのため、厄年の人が自宅で豆をまいてはいけない。かえって家に厄を落としてしまうため。後で食べる豆にも邪気が含まれてしまうので、それを食べた家族に邪気が移ってしまう恐れがあるのだ。厄年に入る人は鬼役となって、豆をぶつけられることで厄払いの効果にもなる(ちなみに、神社や仏閣など神仏のお力の影響下で行われる豆まきなら、厄年の人も参加できる)

 節分は、旧暦でいう新年の始まりでもある。新年のはじまりに、邪気を祓い、身をきれいにしつつ、たくさんの福を呼び込んでくれる豆まきを取り入れてみてはいかがだろうか。