村上春樹『騎士団長殺し』の売上を超えた「ご当地小説」とは? 実在の高校をモデルに女子高生がワイン造りに挑む!

文芸・カルチャー

2017/3/30

 実在の高校をモデルに、3人の女子高生がワイン造りに挑む姿を描いた青春応援小説『ワインガールズ』が2017年3月10日(金)に発売され好評を博している。

 同書の著者・タレントの松山三四六は、これまでに数多くの講演活動を行ってきた。その中で、塩尻志学館高校で生徒がワイン造りに励んでいることを知り、そのひたむきな生徒の姿に励まされたという。松山は彼女らを題材にした小説で心からのエールを贈りたいと、初の書き下ろし小説『ワインガールズ』(ポプラ社)の執筆に至った。

『ワインガールズ』の舞台は長野県塩尻市にある「桔梗ヶ原学園」。生徒たちが実際にブドウ栽培からワインを瓶詰めし販売まで手がける、全国でも珍しい「ワイン醸造」を学べる高校だ。北村いちる・百瀬結生子・奥沢美麓の3人の少女は、それぞれに抱える事情のため、ワイン醸造を学ぶ決意をする。3人はときに激しくぶつかりあい、ときに支えあい、挫折をくりかえしながら、ひたすらワインづくりに没頭していく。そんなワインガールズたちの情熱がやがて「奇跡のワイン」を生み出すことになる―。

同書が発売されると、長野県を拠点とする書店チェーン「平安堂」では、村上春樹『騎士団長殺し』の売り上げを上回り、一般書部門1位(3/10~3/12集計)を記録。“ご当地小説”として話題になっている。

また、物語の舞台となった塩尻市では本書を“ふるさと納税”の返礼品として採用すると発表し、塩尻ワインと歩む新たな街づくりを目指している。(※詳しくは塩尻市HPまで)

「人生とワイン造りは似ている。たくさんの失敗が熟成して、豊かな味わいを生む」と松山は語る。『ワインガールズ』は、夢を求め続け夢中であがき続ける人たちをきっと勇気付けてくれるはずだ。

松山三四六(まつやま・さんしろう)
タレント、ラジオパーソナリティ、歌手、柔道家。長野大学社会福祉学部客員教授。1970年、東京都生まれ。明大中野高校・明治大学で柔道選手として活躍。度重なる怪我により20歳の時柔道競技の道を断念。1992年、TV番組出演をきっかけに吉本興業入社。松山千春から、芸名「松山三四六」を許される。吉本興業退社後、渡米などを経てタレント、ラジオのパーソナリティ、歌手として活動を開始する。長野大学では、社会福祉学部客員教授として教壇に立ち、小中高生や企業などの講演会は、現在までに500本を超える。同書が初めての小説執筆となる。

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