彼女は悪女か、淑女か――。永作博美主演で直木賞作家・佐々木譲による法廷ミステリー『沈黙法廷』ドラマ化

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公開日:2017/8/20


 佐々木譲の法廷ミステリー『沈黙法廷』が、永作博美主演で実写ドラマ化されることが決定した。特報動画とキービジュアルも公開され、「あの法廷ドラマを永作さんがどう演じるのか楽しみ!」と期待の声が上がっている。

 同作は、連続する老人不審死事件の容疑者として逮捕された山本美紀の物語。山本は家事代行業で働いているのだが、不審死は彼女の仕事先で相次いでいた。逮捕後の公判では一貫して無実を訴えていたが、証言台に立つと一転して頑なに黙秘を守る。罪をかぶってでも守ろうとしているものは何なのか、警察やマスコミ、そして彼女を信じる者といった様々な視点で彼女の人生が描かれていく。

 警官小説を多く手掛けてきた佐々木が初めて法廷を舞台にした作品で、読者からは「ドラマティックな展開はないけれど裁判の描写がただただリアル」「法廷シーンはまるで裁判を傍聴しているかのような臨場感」「重厚で読み応えのある作品だった。初めての法廷ミステリーとは思えない」といった声が上がっている。

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 佐々木はドラマについて、「被告・山本美紀の人生を、どのように照らしてくれるのだろうか。楽しみだ」とコメント。永作は山本という女性を「ひと言で言うと、とても“地味”な女性です」と表現し、役作りについては自分自身が人生経験を積んできた今だからこそ挑戦できる役だと気合いをあらわにした。

 無罪を主張する女性は何のために法廷で口を閉ざしたのか――。ぜひその目で確かめて欲しい。

■ドラマ「沈黙法廷」
原作:佐々木譲
脚本:尾崎将也、三浦駿斗
監督:村上牧人、東田陽介
出演:永作博美、市原隼人、大倉孝二、臼田あさ美、藤本泉 ほか
公式サイト:http://www.wowow.co.jp/dramaw/chinmoku/