最強の殺し屋は…恐妻家!? 伊坂幸太郎の最新小説『AX アックス』重版決定!

文芸・カルチャー

2017/8/19

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 7月28日(金)に発売された、伊坂幸太郎最新小説『AX アックス』の重版が決定した。

 同作は、「AX」「BEE」「Crayon」に書き下ろし「EXIT」「FINE」を加えた計5篇の連作集で、『グラスホッパー』『マリアビートル』に連なる「殺し屋シリーズ」の最新作だ。

「兜」は超一流の殺し屋だが、家では妻に頭が上がらない。一人息子の克巳もあきれるほどだ。この物騒な仕事をしていることは、もちろん家族には秘密だ。克巳が生まれた頃から、兜はこの仕事を辞めたいと考えていたが、それは簡単ではなかった。「辞めるにはお金が必要です」という仲介役の言葉を受け、仕方なく仕事を続けていた兜はある日、爆発物を仕掛ける計画を立てていた集団の一人を始末せよ、との依頼を受ける。標的を軽々と始末した兜だったが、意外な人物から襲撃を受け……(「AX」)。

 2017年8月14日付のオリコン週間“本”ランキング 文芸(小説)部門 第1位を獲得したほか、各所の文芸書ランキングでも1位に。恐妻家の殺し屋「兜」とその「家族」の物語に、感動と共感で涙する人が続出している。

読み終えた時、兜という心優しき夫、心優しき父親、心優しき殺し屋のことが大好きになっているに違いない。
佐々木敦氏(評論家)

すべての父に、息子に、そして母に、娘に読んでほしい。笑いとペーソスと、そして大きな愛に満ちた「お父さんの思い」が、まっすぐあなたに届くから。
大矢博子氏(書評家)

殺し屋シリーズ
累計220万部を突破する、伊坂幸太郎屈指の人気シリーズ。「蟬」「蜜柑」「檸檬」「槿」「天道虫」「スズメバチ」「兜」など、個性的な殺し屋たちが登場。日常の裏側で、組織や殺し屋たちが交錯する。『グラスホッパー』『マリアビートル』『AX アックス』の3作がシリーズ作品。各作品は関連するものの続編ではなく、独立した作品となっている。

伊坂幸太郎(いさか・こうたろう)
1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で第5回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞しデビュー。04年『アヒルと鴨のコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、短編「死神の精度」で第57回日本推理作家協会賞、08年『ゴールデンスランバー』で第21回山本周五郎賞、第5回本屋大賞を受賞。著者に『グラスホッパー』『マリアビートル』『重力ピエロ』『砂漠』『フィッシュストーリー』『アイネクライネナハトムジーク』『キャプテンサンダーボルト』(阿部和重との共著)『火星に住むつもりかい?』『陽気なギャングは三つ数えろ』『サブマリン』など多数。