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伊坂幸太郎

職業・肩書き
作家
ふりがな
いさか・こうたろう

プロフィール

最終更新 : 2018-06-08

1971年千葉県生まれ。東北大学卒業後、2000年『オーデュポンの祈り』で新潮ミステリー倶楽部賞を受賞しデビュー。04年『アヒルと鴨のコインロッカー』で吉川英治文学新人賞、08年『ゴールデンスランバー』で山本周五郎賞および本屋大賞受賞。

受賞歴

最終更新 : 2018-06-08

2000年
『オーデュボンの祈り』第5回新潮ミステリー倶楽部賞
2004年
『アヒルと鴨のコインロッカー』第25回吉川英治文学新人賞
2004年
『死神の精度』第57回日本推理作家協会賞 短編部門
2008年
『ゴールデンスランバー』第5回本屋大賞
2008年
『ゴールデンスランバー』第21回山本周五郎賞

「伊坂幸太郎」のおすすめ記事・レビュー

フワちゃん「ブラピが伊坂に寄せてきてる!」伊坂幸太郎氏の『マリアビートル』が、ブラッド・ピット主演でハリウッド映画化!

フワちゃん「ブラピが伊坂に寄せてきてる!」伊坂幸太郎氏の『マリアビートル』が、ブラッド・ピット主演でハリウッド映画化!

 伊坂幸太郎の代表作の一つ『マリアビートル』が、ハリウッドで映画化(ブラッド・ピット主演)された。タイトルこそ『ブレット・トレイン』に変更されているが、ストーリーは意外なほど原作に忠実だ。以前から『マリアビートル』を熱烈応援してきたフワちゃんは、この日、伊坂と初対面でテンションもマックス! 『マリアビートル』&『ブレット・トレイン』の魅力を熱く語り合った。

取材・文:吉田大助 撮影:干川 修

映画『ブレット・トレイン』ポスター

『ブレット・トレイン』は、想像していたよりも『マリアビートル』だった

フワ はじめまして、フワと申します。よろしくお願いします! お会いできて嬉しすぎます。伊坂さんのことが大好きです!

伊坂 (笑)。いろんなところで応援してくださって、ありがとうございます。お会いできて嬉しいです。今日、フワちゃんさんに会うことを言ったら、息子に、「フワちゃん、父さんみたいな普通のおじさんとしゃべるの困んないかな?」と言われちゃって、何だか申し訳なくて。

フワ あははは!(笑) お父さんは、あたしが唯一進んで「さん」付けする、すごい人だよ!(笑)

伊…

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「この人は信頼できる」。そう断言できる相手はいますか?『フーガはユーガ』/佐藤日向の#砂糖図書館㊲

「この人は信頼できる」。そう断言できる相手はいますか?『フーガはユーガ』/佐藤日向の#砂糖図書館㊲

人を信じる、というのは簡単なことではない。言動のひとつひとつが信頼に繋がり、長い時間積み上げた信頼も、何かひとつ問題が起これば簡単にゼロになる。

今回紹介するのは、伊坂幸太郎さんの『フーガはユーガ』という作品だ。物語は、「常盤優我」が、双子の弟・風我と歩んできた幸せではない子ども時代について、仙台市のファミレスでひとりの男に向けて語るシーンから始まる。優雅によって走馬灯のように語られる、彼らの人生と、とある事件。最初から最後まで全てが実は繋がっている、ファンタジーとミステリーが融合した作品だ。読了後、なんとも言えないモヤモヤした感覚が心に残り、「他に方法はないのか」と思わず逡巡してしまった。しかし、人間の驕りや過信してしまう部分がリアルに描かれていて、他人事とは思えなかった。

彼ら双子の兄弟は不遇の環境で育っていたが、お互いがお互いを支え、二人ともすべての出会いを大切に、そして出会った相手を信頼していたからこそ、薄暗い環境の中でも光が途絶えなかったのだろうと感じた。信頼できる人と出会う、ということは奇跡に近い。私にとってそれは母であり、母以外に当ては…

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気になる大賞はどの作品に!?「2021年 本屋大賞」ノミネート10作品発表!

気になる大賞はどの作品に!?「2021年 本屋大賞」ノミネート10作品発表!

2021年1月21日(木)、全国の書店員が選んだ一番売りたい本「2021年本屋大賞」のノミネート作品が発表された。大賞の発表は、4月14日(水)。

 今年の「2021年本屋大賞」は全国の438書店、書店員546人の投票によりノミネート作品を選出。ノミネートされたのは以下の10作品だ。

 

■2021年本屋大賞ノミネート10作(作品名五十音順)

『犬がいた季節』(伊吹有喜/双葉社)

『お探し物は図書室まで』(青山美智子/ポプラ社)

『推し、燃ゆ』(宇佐見りん/河出書房新社)

『オルタネート』(加藤シゲアキ/新潮社)

『逆ソクラテス』(伊坂幸太郎/集英社)

『この本を盗む者は』(深緑野分/KADOKAWA)

『52ヘルツのクジラたち』(町田そのこ/中央公論新社)

『自転しながら公転する』(山本文緒/新潮社)

『八月の銀の雪』(伊与原新/新潮社)

『滅びの前のシャングリラ』(凪良ゆう/中央公論新社)

 

 気になる大賞発表は4月14日(水)。ノミネート作を読みながら、自分なりの大賞予想をしてみては?

■本屋大賞公式サイト

本屋大賞公式サイト ▶…

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『鬼滅の刃』がコミック部門1位! 浜辺美波が表紙の『ダ・ヴィンチ』2021年1月号で「BOOK OF THE YEAR 2020」結果発表!

『鬼滅の刃』がコミック部門1位! 浜辺美波が表紙の『ダ・ヴィンチ』2021年1月号で「BOOK OF THE YEAR 2020」結果発表!

『ダ・ヴィンチ』2021年1月号(KADOKAWA)

 12月4日(金)発売の『ダ・ヴィンチ』2021年1月号(KADOKAWA)では、特集「BOOK OF THE YEAR 2020」でブックランキングが発表される。売上ではなく、読者投票によるランキングで1年を振り返る『ダ・ヴィンチ』年末恒例の大特集である(※)。

 小説部門TOP50の1位は十二国記『白銀の墟 玄の月』(新潮社)。シリーズ18年ぶりの長編刊行に歓声を上げたファンは、ぜひ作者・小野不由美さんの貴重なインタビューもチェックしてほしい。

 2位には伊坂幸太郎さんのデビュー20周年の作品であり、第33回柴田錬三郎賞を受賞した『逆ソクラテス』(集英社)が、3位には作家生活35周年に上梓した東野圭吾さん『クスノキの番人』(実業之日本社)が続いた。ほか、BOOK OF THE YEARにおいて初のベスト10入りを果たした町田そのこさん『52ヘルツのクジラたち』(中央公論新社)や、2020年本屋大賞のノミネート作品である小川糸さん『ライオンのおやつ』(ポプラ社)などもランクイン。

 コミック部門TO…

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「ずっと追い続けてきた小説の可能性――伊坂幸太郎の20年」特集番外編

「ずっと追い続けてきた小説の可能性――伊坂幸太郎の20年」特集番外編

20年間、変わらない外見 それ以上に変わらない「実験を続ける」作家スタンス

編集 I

 伊坂幸太郎さんのデビュー作の『オーデュボンの祈り』が刊行されたのは、2000年12月。今年2020年は、伊坂さんの20周年イヤーだ。伊坂さんの『ダ・ヴィンチ』初登場は、2001年4月号(3/6売)。『ダ・ヴィンチ』は、毎年の年末号で「来年の隠し球」を各版元に取材するのだが、2000年末に新潮社の新井さんから注目の新人作家として推薦されたのが、伊坂さんだった。年始に『オーデュボンの祈り』を手に取り、その不思議な読み心地に魅かれ、インタビューを申し込んだのだ。

 その後も新作の刊行や映像化のタイミングで取材させていただくことが多かったので、20周年テーマの本特集では、そうしたバックナンバーの記事をベースに伊坂さんにインタビュー、そのときどきの発言を振り返り、現時点から当時の自分を分析してもらった。当該号の写真も掲載しているのだが、伊坂さんの風貌はほとんど変化がない。ヘアスタイルも体型もほぼ変わらず、お好きなファッションもずっと同じなのではと思う。

 でも、同じなのは外見…

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伊坂幸太郎ファンの佐倉綾音が声優として伊坂作品を分析、あらためて気づいたその魅力とは?

伊坂幸太郎ファンの佐倉綾音が声優として伊坂作品を分析、あらためて気づいたその魅力とは?

インタビュー:佐倉綾音

小学生の頃から伊坂作品を愛読していたという声優の佐倉綾音さん。昨年、『チルドレン』の続編『サブマリン』の文庫発売記念として、伊坂作品の人気キャラクター・陣内のセリフを朗読するという機会が巡ってきた。型破りで何があっても我道を突き進む、きわめて男性的なあの陣内の言葉を、佐倉さんはどんなふうに朗読したのか。

陣内らしくないセリフが 陣内らしさに変わっていく流れにグッときた

さくら・あやね●東京都生まれ。声優。出演作に『新サクラ大戦 the Animation』『新幹線変形ロボ シンカリオン』『僕のヒーローアカデミア』『五等分の花嫁』『SHIROBAKO』『ご注文はうさぎですか?』など多数。パーソナリティを務めるラジオ番組『セブン-イレブン presents 佐倉としたい大西』はアニラジアワードにて2年連続「RADIO OF THE YEAR 最優秀ラジオ大賞」を受賞。  

伊坂さんが書かれる言葉は、口にすると、爽快感のある、 “口が気持ちいいセリフ”

 男の子の役を演じたことは幾度もありますが、大人の男性役はこれまで…

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「最高のエンターティナーにして、出版界のフランシスコ・ザビエル!」――フワちゃんが心酔する伊坂幸太郎はいろいろすごすぎる

「最高のエンターティナーにして、出版界のフランシスコ・ザビエル!」――フワちゃんが心酔する伊坂幸太郎はいろいろすごすぎる

インタビュー:フワちゃん

初めて読んだ大学1年生のときからずっと、“伊坂ハイ”が続いているというフワちゃん。スト-リーの面白さはもちろん、エンターテインメントとして、毎回違った趣向で読者を楽しませようとする、その姿勢から多大な影響を受けているという。人気YouTuberのフワちゃんが伊坂作品から受け取ったものとは?

伊坂作品は、価値観のジュエリーボックス とんでもない角度からの考え方を幾度となく見せつけられて、 影響されないわけないよね

東京都生まれ。大学在学中にお笑い養成所に入学、お笑いの道へ。コンビ解散後、ピン芸人として活動中の2018年4月にYouTube個人チャンネル「フワちゃんTV/FUWACHAN TV」を開設。現在、登録者数は59万人超え。バラエティ番組への出演多数。@fuwa876   

「すごいの、みつけちゃった!」って思った、初めて伊坂さんの作品を読んだのは大学1年生の春休み。巷のみんながあまりにも『アヒルと鴨のコインロッカー』がおもしろい!って言うので、ヴィレヴァンに行って探したの。

 あのヴィレヴァンの黄色のポップで…

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【「伊坂幸太郎の20年」特集番外編】伊坂作品との出会いで人生が変わったデザイナー・松昭教が語る装幀秘話

【「伊坂幸太郎の20年」特集番外編】伊坂作品との出会いで人生が変わったデザイナー・松昭教が語る装幀秘話

インタビュー:松 昭教(bookwall代表)

人気ブックデザイナーとして、数多くの書籍を手掛ける松 昭教さん(bookwall代表)だが、『陽気なギャングが地球を回す』の装丁依頼が舞い込んできたのは、デザイナーとして独立したばかりで、あまりに仕事がなく途方にくれていたときだった。『陽気なギャング~』の作中の言葉に共感し、刺激を受けた松さんは起死回生をかけて装幀に取り組んだ。結果、本作はユーモアあふれるポップなクライムストーリーとも相まって話題を呼び、ベストセラーに。『陽気なギャング~』からスタートしたさまざまな伊坂作品の装幀裏話を訊いた。

伊坂さんの言葉のレトリックは心に響く デザインするうえでも検証や実験を大事にするようになったのは、 伊坂さんの作品に出会えたおかげだと思います

まつ・あきのり●1972年生まれ、奈良県出身。京都精華大学ビジュアルコミュニケーション学科卒業。デザイン事務所勤務を経て独立、2009年にbookwall設立。書籍や雑誌の装幀、エディトリアルデザインを中心に活動。著書に『小さな癒しの世界を楽しむ テラリウム』、まつあ…

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「伊坂幸太郎」の本・小説

時ひらく (文春文庫 ひ 13-51)

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作家
辻村深月
伊坂幸太郎
阿川佐和子
恩田陸
柚木麻子
東野圭吾
出版社
文藝春秋
発売日
2024-02-06
ISBN
9784167921675
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777 トリプルセブン

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作家
伊坂幸太郎
出版社
KADOKAWA
発売日
2023-09-21
ISBN
9784041141472
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モダンタイムス(下) 新装版 (講談社文庫)

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作家
伊坂幸太郎
出版社
講談社
発売日
2023-02-15
ISBN
9784065302392
作品情報を見る
PK 新装版 (講談社文庫)

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作家
伊坂幸太郎
出版社
講談社
発売日
2023-03-15
ISBN
9784065303009
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掌篇歳時記 春夏

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作家
瀬戸内寂聴
絲山秋子
伊坂幸太郎
花村萬月
村田沙耶香
津村節子
村田喜代子
滝口悠生
橋本治
長嶋有
髙樹 のぶ子
保坂和志
白井明大
出版社
講談社
発売日
2019-04-24
ISBN
9784065151792
作品情報を見る
モダンタイムス(上) 新装版 (講談社文庫)

モダンタイムス(上) 新装版 (講談社文庫)

作家
伊坂幸太郎
出版社
講談社
発売日
2023-02-15
ISBN
9784065302385
作品情報を見る

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