『やっぱり友だちはいらない。』――押井守が改めて問う、“本当に大切な人間関係は何か”

暮らし

公開日:2018/1/10

 世間の価値観に「NO」を叩きつける、刺激的で画期的な友だち論を紹介した『やっぱり友だちはいらない。』が、2017年12月19日(火)に発売された。

「友だちはいいものだ」。SNSでもリアルでも「友だち」が重要視される今は「友だちの時代」とも言えるだろう。そんな中で、友だちがいないと悩み、果ては心を病む人もいる。そんな友だちの時代に「友だちは必要ない」と語るのは著者・押井守

 同書は、2015年に発売され好評を博した『友だちはいらない。』に、新たな2章「SNS―匿名社会の恐ろしさ」「言葉の内実を埋めていく、それが人生です」を加えた増補版。押井による“本当に大切な人間関係は何か”を掲載している。

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「友だちはいいもの」という「世間の価値観に振り回されてないか」「数だけは多いSNSでの“つながり”で友情は育めるのか」「一番必要な人間関係は友だちなんかじゃなくて…」など、押井が自身の体験と思索の日々から想いを語る。聞き手は、長年の仕事仲間である映画ライターの渡辺麻紀。大人も子どもも読みやすいインタビュー形式となっている。

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 新しい学校で、職場で、人間関係に悩んでいる人は同書で“新しい友だち観”に触れてみてはいかが?

押井守(おしい・まもる)
映画監督。1951年生まれ。東京都出身。1977年、竜の子プロダクション(現:タツノコプロ)に入社。スタジオぴえろ(現:ぴえろ)を経てフリーに。主な監督作品に「うる星やつら オンリー・ユー」、「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」、「機動警察パトレイバー the Movie」、「機動警察パトレイバー2 the Movie」。「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」はアメリカ「ビルボード」誌セル・ビデオ部門で売り上げ1位を記録。「イノセンス」はカンヌ国際映画祭コンペティション部門に、「スカイ・クロラ The Sky Crawlers」はヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門に出品された。近作に「THE NEXT GENERATION パトレイバー」シリーズ全7章、「THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦」。最新作は「ガルム・ウォーズ」。近著に『誰も語らなかったジブリを語ろう』がある。

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