羽生結弦本が2冊ランクイン! 3月6日調べ「トーハン 週間ベストセラー」Pick UP!

文芸・カルチャー

更新日:2018/5/2

 3月6日調べの「トーハン 週間ベストセラー」が発表されました。各ジャンルから注目の本をピックアップしてご紹介します。

 文芸書2位には、住野よるさんの1年ぶりの新作『青くて痛くて脆い』(KADOKAWA)が初登場しました。デビュー作『君の膵臓をたべたい』(双葉社)をはじめ、『よるのばけもの』(双葉社)、『か「」く「」し「」ご「」と「』(新潮社)など、中学生・高校生が主人公となる作品が多い住野さん。本作は初めて大学生の男女を主人公に、青春の煌めきと残酷さ、そして“喪失”のその先を描いた物語となっています。ロックバンド「BLUE ENCOUNT」のメジャー1stシングル「もっと光を」が本作のテーマソングに決定し、同曲を使用したイメージムービーが公開されたことも話題となっています。

 また、住野さんのデビュー作『君の膵臓をたべたい』はトーハン調べベストセラーの文芸書ランキングにおいて、2015年7月に初登場後、94週(約1年10ヶ月)にわたり連続で10位以内に入った超ロングセラー作品。2017年夏には実写映画化され、ダブル主演を務めた浜辺美波さん、北村匠海さんが、先日発表された日本アカデミー賞の新人俳優賞をダブル受賞したことも話題となりました。2018年秋には劇場アニメ映画も公開予定で、新作と共に「キミスイ」ブームもまだまだ続きそうです。

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 文芸書3位には『オリジン(上・下)』(ダン・ブラウン著、越前敏弥訳/ KADOKAWA)が初登場。『ダ・ヴィンチ・コード』に代表される長編推理小説「ラングドンシリーズ」の最新作です。今回の舞台はスペイン、主人公の宗教象徴学者ロバート・ラングドンが、人工知能の助けを借りながら「人類の起源」に迫る物語です。約4年ぶりとなるファン待望の新作に、全世界から注目が集まっています。

 ノンフィクション・教養書ランキングには、平昌オリンピックのフィギュアスケート男子シングル金メダリスト・羽生結弦選手の関連書が2冊ランクイン。まずは4位の『夢を生きる』(羽生結弦/中央公論新社)。ソチオリンピックで金メダルを取った後も、自身のもつ世界最高得点を幾度も更新。理想の演技を究め、相次ぐ怪我の苦難を乗り越えて、平昌オリンピックで66年ぶりとなる連覇を達成するまでの成長の軌跡を、羽生選手本人が語り尽くす最新インタビュー集です。

 そして、7位には『完全保存版 羽生結弦 平昌オリンピック 金メダルの全記録』(講談社)がランクイン。平昌オリンピックのショートプログラム、フリーの演技のほか、羽生選手と戦った宇野昌磨選手、ハビエル・フェルナンデス選手の演技も収録した完全保存版の写真集です。平昌オリンピックの感動を振り返りたいファンの方にぴったりの作品です。

 また、2位にランクインしている『東大ナゾトレ 東京大学謎解き制作集団AnotherVisionからの挑戦状(4)』は、フジテレビの人気番組「今夜はナゾトレ」から生まれたシリーズ。東京大学謎解き制作集団AnotherVisionが出題する「謎解き」が楽しめる最新刊です。1~3巻も半年以上にわたってランキングに登場し、人気シリーズとなっています。

 紹介した本は全国の書店、またはオンライン書店「e-hon」でお求めいただけます。また、「トーハン 週間ベストセラー」はトーハンのホームページでもご確認いただけます。

■e-hon公式サイト(http://www.e-hon.ne.jp)