「韓国・フェミニズム・日本」特集の『文藝』が“超異例”の重版!「絶対に手に入れるべき」と話題沸騰

文芸・カルチャー

2019/7/13

『文藝 2019年秋季号』(河出書房新社)

 「韓国・フェミニズム・日本」を特集した季刊文芸誌『文藝 2019年秋季号』が、2019年7月5日(金)に発売。わずか5日で文芸誌としては“超異例”となる重版が決定し、ネット上で「これはめでたい快挙ですね!」「本気の熱量で作ったものがちゃんと世間に届いて広まっていくのが素晴らしい」「書店で手に入らなかったから重版は本当にありがたい!」と反響の声があがっている。

 韓国で生きる女性の半生を克明に描いたチョ・ナムジュの小説『82年生まれ、キム・ジヨン』がベストセラーになるなど、韓国文学が大きな注目を集めている昨今。巻頭特集では韓国文学ブームの立役者とも言える翻訳家・斎藤真理子と鴻巣友季子による対談が掲載され、世界文学における“隣人”としての日本と韓国の文学が考察された。

 そのほかチョ・ナムジュや直木賞作家の西加奈子など、日韓作家10人による短篇競作も。アジア初となる国際ブッカー賞作家のハン・ガンやシンガーソングライターとしても活躍するイ・ランなど、話題の作家による小説が集まった。ラインナップは作家にとどまらず、20代を中心に大きな支持を得ている韓国出身の日本語ラッパー・MOMENT JOONの自伝的小説「三代」も抄録されている。

 さらに多分野からフェミニズムを考える論考も集まり、568ページという大ボリュームの「ポップな文学の鈍器」が完成。口コミが広がると全国書店で完売店が続出するほどの売れ行きを示し、同誌としては17年ぶりとなる重版が実現した。

 実際に内容に触れた人からは「文芸誌を買わない人でも、このテーマに関心がある人は絶対に手に入れるべき」「いくら読んでも読み終わらないと思うほど、どれも大充実の面白さでした。この本を手に取る人の期待に応える1冊」「たまにしか本を読まない人にもおススメ。私たちの今を知る扉の1つだと思った」と感嘆の声が続出している。

 大好評の『文藝 2019年秋季号』はさらにテーマを深めた内容で11月に単行本化することが決定し、韓国の出版社との合同企画も進行中。重版分は7月19日(金)以降、順次書店に到着する予定なので興味がある人はぜひ手に取ってみてほしい。

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