「辛くもあり、すごく美しい場面」 アニメ「鬼滅の刃」第16話で見せた炭治郎の“優しさ”が話題

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公開日:2019/7/26

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『鬼滅の刃』16巻(吾峠呼世晴/集英社)

 2019年7月20日(土)に放送された、アニメ「鬼滅の刃」第16話。炭治郎が敵を相手にして見せた行動に、視聴者は「思わず泣いてしまった…」「本当に炭治郎は優しくて良い子だね」と胸を打たれたようだ。

 アニメ「鬼滅の刃」は『週刊少年ジャンプ』で連載されている、吾峠呼世晴の同名漫画が原作。家族を殺した鬼を倒すため、そして鬼と化した妹・禰豆子を人間に戻すため、鬼狩りの道に進んだ少年・炭治郎の姿を描いている。第16話で炭治郎は猪の面を被った伊之助とともに、蜘蛛の糸に囚われた鬼殺隊員と対峙。さらに山の奥へと進んだ2人は、“蜘蛛の鬼”に操られながら「殺してくれ」と懇願する鬼殺隊員に遭遇した。

 糸で操られている隊員たちは、人間の動きを超える攻撃で炭治郎と伊之助を追いつめる。伊之助は容赦なく隊員を斬ろうとするが、炭治郎はなんとか彼らを傷つけずに動きが止められないか考えを巡らせた。そんな炭治郎の思いを踏みにじるように、蜘蛛の鬼は役に立たなくなった隊員を次々と殺害していく。

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 蜘蛛の鬼は、鬼の“累”が集めた偽りの家族で母親役を務める存在。まだ子どもであるため、累の支配に怯えて炭治郎たちに敵意を剥き出しにしていたのだ。しかし攻撃態勢の炭治郎を目前にしたことで、彼女の戦意に変化が。「死ねば解放される」という思いから炭治郎の斬撃を受け入れ、彼女の意思に気づいた炭治郎は激突する間際に攻撃の型を変更。痛みを伴わない「伍の型 干天の慈雨」で首を斬り落とした。

 安らぎを覚えながら消滅していく蜘蛛の鬼に、視聴者は複雑な心境の様子。ネット上には「殺戮を繰り返したのだから同情はできないけど、悲しすぎる運命だね」「鬼にも慈悲を与える展開、すごく良かった」「炭治郎が土壇場で見せた優しさに涙が止まらない」「切ないけれど原作で大好きなシーン。辛くもあり、すごく美しい場面だと思う」といった声が続出している。

 蜘蛛の鬼は散り際に“十二鬼月”がいることを伝え、炭治郎に「気をつけて…」と言葉を遺した。炭治郎の優しさに、彼女は心を救われたのではないだろうか。

■アニメ「鬼滅の刃」
放送日時:毎週土曜23:30~
原作:吾峠呼世晴
監督:外崎春雄
公式サイト:https://kimetsu.com/anime/