「冒頭で笑った自分が恥ずかしい」 アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」第81話、編集者と漫画家を目指す熱血妖怪の信頼関係に感動の声続出!

アニメ

公開日:2019/11/23

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『ゲゲゲの鬼太郎 妖怪ファイル』(水木しげる/講談社)

 2019年11月17日(日)放送のアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」第81話に、漫画家を目指す妖怪が登場。漫画編集者と切磋琢磨する熱い展開が、「最高にいい話じゃないか」「ギャグ回に見せかけた感動回」と話題になっている。

 今回鬼太郎のもとにやってきたのは、大きな1つ目と牙を持った妖怪・ひでり神。「北斎の時代から漫画には注目してたんだ」と語る彼は、漫画好きが高じて自分でも漫画を書いていた。しかし夜な夜な人間界の編集部に持ち込んでも、異様な姿に悲鳴を上げられ原稿を見てもらえない。鬼太郎に持ち込んでもらえば上手くいくのではと考えていたが、鬼太郎は「そんなごまかしいつまでも続くものじゃない」と冷たく追い返した。

 それでも懲りずに持ち込みを続けたひでり神は、週刊少年マシンガンの編集部で副編集長・角富と遭遇。角富はひでり神の姿を恐れず、原稿に目を通してくれた。一通り目を通した角富は「この漫画はクズだ」と酷評するが、自分が担当につくから直して来いと要求。ひでり神は角富のアドバイスを参考にして漫画を描き続け、「ロケットメン」という作品で週刊連載を始めることになる。

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 瞬く間に人気を集めた「ロケットメン」は、ついに栄誉ある賞を獲得。受賞を機にひでり神が自分は妖怪だとカミングアウトすると、多くのファンから応援のメッセージが届いた。しかし同時期にねずみ男が立ち上げた違法漫画サイトが問題になり、編集長は同じ妖怪だからという理由で「ロケットメン」の受賞辞退を決定。ひでり神は「いい夢見せてもらった」と漫画家を諦めようとするが、角富は編集長に辞表を叩きつけて新しい雑誌編集部を立ち上げる。

 面白い漫画を追い求め続けるひでり神と角富の関係には、「漫画家と編集者の関係として理想的」「カッコよすぎて涙が出てきた」「冒頭でひでり神を笑った自分が恥ずかしい」と視聴者から感動の声が続出した。

 最初はあまりひでり神を応援していなかった鬼太郎も、彼が角富と作り上げた新作漫画を読みながら楽しそうな表情。住む世界が違っても、同じ夢を持っていれば分かり合うことができるのだろう。

■アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」
放送日時:毎週日曜 9:00~
原作:水木しげる
キャラクターデザイン・総作画監督:清水空翔
公式サイト:http://www.toei-anim.co.jp/kitaro/