東野圭吾ついに電子書籍解禁! 『容疑者Xの献身』『白夜行』ほか、100万部突破&映像化7作品が対象

文芸・カルチャー

更新日:2020/4/17

 これまで著書が電子化されていなかったベストセラー作家・東野圭吾の作品が、2020年4月24日(金)より電子書籍化。直木賞受賞作『容疑者Xの献身』を含む7つの人気小説が、主要電子書店にて配信開始される。

 2020年に作家生活35周年を迎え、最新刊『クスノキの番人』も大ヒットを記録するなど根強い人気を誇る東野。今回の企画はKADOKAWA・幻冬舎・講談社・光文社・実業之日本社・集英社・文藝春秋の7社が、出版社の垣根を超えて協力することによって実現された。

 電子書籍化されるのは、平成を代表するミステリー大作『白夜行』や2017年に山田涼介主演で映画化された『ナミヤ雑貨店の奇蹟』、“悪い東野圭吾”と話題を呼んだ異色作『ダイイング・アイ』など、東野ファンにとって見逃せない作品ばかり。対象作品はすべて「映画、またはドラマ化された映像化作品」かつ「累計100万部を突破している作品」となっており、合計発行部数は1288万部にも及ぶ。

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 中でも注目作は2008年に二宮和也主演でドラマ化され、最高視聴率22.6%を記録するほどの人気を博した『流星の絆』。何者かに両親を惨殺された三兄妹が復讐を企てるも、“妹の恋心”という誤算が生じてしまう……というストーリーで、極上のミステリーでありながら号泣必至の家族の物語となっている。実際に読んだ読者からは、「圧倒的な伏線とどんでん返し! 最後は号泣してしまった」「ラストに向けて一気に伏線が回収されていく展開はさすが東野さん。長編なのに綻びがまったくない」「最初から最後までハラハラさせられて、意外すぎる展開に度肝を抜かれた」と評価する声が後を絶たない。

 電子書籍化企画が始動するにあたって、東野本人によるコメントも到着。

 外に出たい若者たちよ、もうしばらくご辛抱を!
 たまには読書でもいかがですか。新しい世界が開けるかもしれません。
 保証はできませんが。

 またTwitter(@higashinokeigo_)、Instagram(@higashinokeigo_official)にて、7社の編集担当が運営するSNSアカウントも開設されるので、こちらも要チェックだ。

 電子化作品は4月17日(金)0時から、順次予約受付がスタートする予定。気になっていた作品がある方は、この機会に触れてみてはいかがだろう?

■電子化作品一覧
KADOKAWA『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(2012年)
幻冬舎『プラチナデータ』(2010年)
講談社『流星の絆』(2008年)
光文社『ダイイング・アイ』(2007年)
実業之日本社『疾風ロンド』(2013年)
集英社『白夜行』(1999年)
文藝春秋『容疑者Xの献身』(2005年)