角田光代、伊坂幸太郎ら有名作家7名の深き悩み

文芸・カルチャー

2012/7/5

有名作家7名が、現在発売中の『オール讀物』7月号(文藝春秋)で悩みを打ち明けている。角田光代は、「酒を飲むと途中から記憶がなくなります。そのころに連載の話などされると、どうも気が大きくなっていて、ぜったいに無理だということも忘れて引き受けます。(中略)そうして交わした約束がもうじきはじまりますが、何を書いたらいいのかさっぱり思い浮かばず、本当に困っています」と、かなり切迫した悩み。

一方、伊坂幸太郎は、知人や仕事相手に対して不満があったときの対処法を相談。「相手にこちらの、“苦痛”を知ってもらいたいがために、その不満を説明したくなってしまいます」と書きつつも、「不満は隠したまま、それとなく疎遠になるほうがいいのかな、と思ったりもします」とも。実直な人柄がうかがえる悩みだ。

さらに、辻村深月は「仕事以外で新しく知り合った異性や友人に、自分の職業が作家であることを話すタイミングがわかりません」と、作家ならではの悩みを。湊かなえは「(夫から)不審者のおっさんが勝手に家に上がり込んでいると勘違いされた」ことを“告白”(しかも、一度だけではないらしい)。さすがは小説家! と唸らせる悩みが満載だ。

これは、伊集院静の話題の書籍『悩むが花』(文藝春秋)の出版と関連した企画。『作家も「悩むが花」』と題し、ほかにも石田衣良、夢枕獏、桐野夏生というそうそうたる作家が登場している。寄せられた作家たちの悩みに、伊集院がどのように回答しているのか。誌面でぜひ確かめてほしい。ちなみにこの企画では、いつもは回答者の伊集院が、最後には相談者に。推理作家の佐野洋に悩みを打ち明けているので、こちらもお楽しみに。

(ダ・ヴィンチ電子ナビより)