『鬼滅の刃』がコミック部門1位! 浜辺美波が表紙の『ダ・ヴィンチ』2021年1月号で「BOOK OF THE YEAR 2020」結果発表!

文芸・カルチャー

更新日:2021/5/17

ダ・ヴィンチ
『ダ・ヴィンチ』2021年1月号(KADOKAWA)

 12月4日(金)発売の『ダ・ヴィンチ』2021年1月号(KADOKAWA)では、特集「BOOK OF THE YEAR 2020」でブックランキングが発表される。売上ではなく、読者投票によるランキングで1年を振り返る『ダ・ヴィンチ』年末恒例の大特集である(※)

 小説部門TOP50の1位は十二国記『白銀の墟 玄の月』(新潮社)。シリーズ18年ぶりの長編刊行に歓声を上げたファンは、ぜひ作者・小野不由美さんの貴重なインタビューもチェックしてほしい。

 2位には伊坂幸太郎さんのデビュー20周年の作品であり、第33回柴田錬三郎賞を受賞した『逆ソクラテス』(集英社)が、3位には作家生活35周年に上梓した東野圭吾さん『クスノキの番人』(実業之日本社)が続いた。ほか、BOOK OF THE YEARにおいて初のベスト10入りを果たした町田そのこさん『52ヘルツのクジラたち』(中央公論新社)や、2020年本屋大賞のノミネート作品である小川糸さん『ライオンのおやつ』(ポプラ社)などもランクイン。

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 コミック部門TOP50の1位は吾峠呼世晴さんの『鬼滅の刃』(集英社)。単行本の累計発行部数は1億部を突破し、劇場版は日本映画史に残る数字を記録するなど、言わずと知れた今年の大ヒット作品である。

 なお特集内ではアニメで我妻善逸役を演じた下野紘さんのインタビューも掲載(※YouTubeでは下野さんによるオリジナルの朗読動画を公開予定)。

 2位は2021年に実写映画が公開予定のよしながふみさん『きのう何食べた?』(講談社)が、3位は「次にくるマンガ大賞2019」1位、「全国書店員が選んだおすすめコミック2020」1位など数々の賞を受賞し、累計550万部を突破した遠藤達哉さんの『SPY×FAMILY』(集英社)が続く。ほか、ワノ国でのバトルが佳境に突入した尾田栄一郎さんの『ONE PIECE』(集英社)、各所で話題の田村由美さんの『ミステリと言う勿れ』(小学館)もランクインしている。

 文庫ランキングTOP20では伊坂幸太郎さん『AX アックス』(KADOKAWA)が、エッセイ・ノンフィクションランキングTOP20では三浦春馬さんの『日本製』(ワニブックス)が、それぞれ首位に輝いた。

 ランキング以外にも、表紙を飾った浜辺美波さんや、“香水”で大きく話題を呼んだ瑛人さんのインタビュー、映画『新解釈・三國志』が公開目前の大泉洋さん×ムロツヨシさんの対談など、2020年に注目された人びとも多数登場。その他、田島列島さんの『水は海に向かって流れる』、板垣巴留さんの『BEASTARS』、アルコさん×ひねくれ渡さんの『消えた初恋』の描き下ろしマンガ、本読みのプロが選ぶ「とっておき」の3冊など、『ダ・ヴィンチ』でしか読めない本好き垂涎のコンテンツがぎっしり収録されている。

 自粛生活により自分の本棚と向き合った人が多かったであろう2020年。「BOOK OF THE YEAR 2020」を通して、この1年を共に過ごした本に思いを馳せてみてはいかがだろうか。

小説ランキング部門

コミックランキング部門

文庫ランキング部門

 

※ブックランキングの対象は2019年10月1日~2020年9月30日刊行の作品。

ダ・ヴィンチ公式YouTubeチャンネルでは声優・下野紘さんが自身の原点と語る『注文の多い料理店』を朗読。12/4(金)0時公開予定。