見ているだけで幸せな絵本『おかしのずかん』――世界中のスイーツが大集合で豆知識も満載!

文芸・カルチャー

公開日:2021/3/21

おかしのずかん
『おかしのずかん』(著:大森裕子、監修:福田淳子/白泉社)

 35万部を突破した「コドモエのずかん」シリーズの最新刊『おかしのずかん』が、2021年3月4日(木)に発売された。ほっとするような優しいタッチで描かれたお菓子の数々に、ネット上では「まるで絵本から本物のデザートが飛び出してきて、ケーキビュッフェに来ているかのよう。間違いなく子どもから大人まで楽しめます」「おいしそうでかわいくて見ているだけで幸せな気分」「お腹がぐーぐー鳴ってしまうので今回も読む前にケーキを購入! 何も用意しないで読むのは危険です! 食べたくて悶絶することでしょう」と絶賛の声が相次いでいる。

 同書はショートケーキやモンブラン、お団子やおせんべいといった世界各国のスイーツをイラストによって紹介していく図鑑のような絵本。大森裕子が手がける、見ているだけでお腹が鳴ってしまうようなイラストの数々は必見だ。シフォンケーキのフワフワ感やミルフィーユのサクッとした食感、お団子のモチモチさなど、そのスイーツ特有の質感が表現されていて、ページをめくるたびに食欲がそそられてしまうかもしれない。

 監修は雑誌や書籍を中心に活躍するお菓子・料理研究家の福田淳子が担当。各イラストに簡単で分かりやすい説明文が付いているため、今まで知らなかった珍しいスイーツにも詳しくなれるはず。また、それぞれの発祥地となった国を明らかにするため、名前の横に国旗マークが付いているのも便利なポイントだ。

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 スイーツの知識がたっぷり詰まった一冊に、読者の間では「どこに起源があるのかを国旗で示してくれています。ちょっとした会話のネタにいいかも」「名前の由来とか、豆知識を知れるのがイイ! 明日、人に話したくなっちゃうな」「知らなかったな、いつものお菓子がより美味しく感じられるかも」「お菓子の図鑑。3歳息子もさることながら私も、食い入るように見てしまいました。会話のネタにもいい」といった声が続出している。雑学的な好奇心のある人なら、大人でも十分楽しめるだろう。

 馴染みのあるお菓子はもちろん、あまり日本では見かける機会のない異国のお菓子も収録。147種類のスイーツが詰め込まれた同書は、さながら“見るスイーツバイキング”だ。3時のおやつタイムには、お菓子の代わりに同書を手に取ってみてはいかがだろう?