4時間未満は座って仕事ができない!? 睡眠と仕事の効率との相関が分かりやすい

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公開日:2021/7/8

4時間未満は殺意も!? 睡眠と仕事の効率との相関が分かりやすい

5年働けば「睡眠時間の大切さ」が分かる?

 2020年1月、Twitter上で「睡眠と仕事の効率」にまつわる投稿が大きな話題を呼んでいました。投稿者は「5年間働いてわかった仕事と睡眠」の関係として、睡眠時間に応じて仕事の効率が変化していくさまを箇条書きにしています。投稿者の実感では4時間以下は「座って仕事できない」状態で、4~5時間は「辛うじて仕事ができる」状態。そして5~7時間でやっと「普通に仕事ができる」ようになるそうです。

 このツイートは爆発的に拡散され、SNS上には「3時間睡眠で働いてたけど、仕事にならない。動く肉塊になる」「3時間睡眠で働いてた頃は毎日ミスるし怒られっぱなしだった」「たしかにプログラムとか書いてると、睡眠5時間未満だとすごい凡ミスを繰り返す」と共感する声が溢れかえっていました。

 それでは多くの社会人は実際のところ、どれほどの睡眠時間を確保しているのでしょうか。株式会社ニューロスペースが2019年1月に発表した「睡眠に関するアンケート」によると、合計40%以上の人が「6時間」と「6時間30分」という睡眠時間で生活している様子。続いて割合が多かったのは「7時間」の15%で、「5時間」「5時間30分」もそれぞれ10%強という結果になっています。

 しかし「睡眠に対する満足度」を尋ねた質問では、過半数を超える60%の人が「あまり満足していない」を選択。「満足している」と答えた人は24%に留まっており、多くの人が普段の睡眠時間に不満を抱えていることが分かります。

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質が良い睡眠をとるには

 効率的に仕事を行うためには、しっかりと睡眠時間を確保することが大切。しかし睡眠の質が悪いと疲れがとれにくくなってしまうため、“快眠”も心がける必要があるでしょう。

 厚生労働省が運営している「e-ヘルスネット」では、各分野の専門家による様々な健康情報を掲載中。「快眠のためのテクニック」というページを見てみると、快眠のための必須条件として睡眠時の快適な環境づくりが推奨されています。

 たとえばベッドマットや敷き布団に関しては、適度に硬いものを選ぶのがポイント。背骨のS字カーブにできるすき間が2~3cmほどになるのが、最も体への負担が少ない姿勢だといいます。また、枕はベッドと首の角度が約5度になるように調整するのが理想的。自分にあわない枕を選ぶと呼吸がしにくくなり、寝心地が悪くなってしまうかもしれません。

 もし正しい睡眠法を行っても疲れがとれない場合、うつ病を患っている可能性も。どうしても睡眠が改善できない人は、専門家に相談してみることをおススメします。

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