『ダ・ヴィンチ』2022年2月号『呪術廻戦』特集内容紹介!

マンガ

公開日:2022/1/18

(『ダ・ヴィンチ』2022年2月号表紙/1月6日発売)

 2022年1月6日発売の『ダ・ヴィンチ』2022年2月号では、2021年12月24日に公開され既に興行収入100億円突破が確実視されている映画『劇場版 呪術廻戦 0』にちなんだ『呪術廻戦』特集が組まれた。

 映画キャストインタビューをはじめ原作マンガの主要キャラ解説、作品を愛する著名人インタビューなど内容は多岐にわたる。本記事では全20ページにわたる本特集の見どころをピックアップして紹介する。

 特集内で最も注目していただきたいのは、やはり、緒方恵美さん、中村悠一さん、櫻井孝宏さんのキャストインタビューページだ。

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 映画化に際しファンの間で話題となっていた乙骨憂太のキャスト。その人になりきった緒方さんはその役柄を「微妙なことで成立しなくなるキャラクター」と語る。「どこを芯にすれば、この人を成立させられるのかということを探るのが大変」だったとのこと。本誌ではこの他にも、乙骨の成長を通して私たちが受け取ることのできるメッセージについても言及している。

 原作者芥見下々が「分かりやすい天井がほしくて」(『呪術廻戦 公式ファンブック』)と語る、自他共に認める「最強」のキャラクター五条悟を演じるのは中村さん。「最強」の五条はなぜ仲間と共に戦うのか……「本編にはなかった夏油と向き合うシーンが描かれることでようやく、五条というキャラクターの本当の強さであったり人間性が伝わっていく」とインタビューで語ってくれた。

 映画のもう一人の主役とも言える謎に満ちたキャラクター、夏油傑。「五条にはない人間臭いところ、弱いところがある」とキャストの櫻井さんは言う。「悪にもまた信念であったり、覚悟であったり、つまりは“別の正義”がある」。夏油の「複雑さ」を知ることは、キャラクターとしての魅力、ひいては作品自体の「面白さ」に繋がっていくだろう。

 各キャストの方の作品・キャラクターへの考察から、『呪術廻戦』の世界はさらなる広がりを見せる。

 上記キャストインタビューの他、本特集では映画原作『呪術廻戦 0 東京都立呪術高等専門学校』と『呪術廻戦』の主要キャラ解説に加え、作品をキーワードで解説する作品紹介、「小説家が読み解く『呪術廻戦』」と題した、「呪い」に対して造詣が深い小説家・福澤徹三さん、加門七海さんによる「考察」や「呪い対する最強の対処法」の紹介等を含む作家インタビュー、『呪術廻戦』を愛するケンドーコバヤシさん、宇垣美里さんが作品への愛を語ったインタビューなど、様々な視点から『呪術廻戦』を掘り下げる。

 『呪術廻戦』すでに知っている人も、これから知ろうという人も、『ダ・ヴィンチ』2022年2月号を読んで考察を深めてみてほしい。

文=藤中一平+ダ・ヴィンチ編集部

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