宮崎秋人「『熱海殺人事件』の舞台に立つ。役者としての、この夢に僕は固執していきます」
毎月3人の旬な有名人ゲストがこだわりのある1冊を選んで紹介する、ダ・ヴィンチ本誌の巻頭人気連載『あの人と本の話』。今回登場してくれたのは、大ヒットコミック『FAIRY TAIL』の初舞台化作品で、主人公、ナツ・ドラグニルを演じる宮崎秋人さん。様々なジャンルの舞台に挑戦してきたなか、ついに出会ったつかこうへい作品から今、抱く熱き想いとは――。
『弱虫ペダル』『東京喰種トーキョーグール』、ミュージカル『薄桜鬼』など、“2.5次元”の舞台でも数多くのキャリアを積んできた宮崎さん。4月末から開幕する『ライブ・ファンタジー「FAIRY TAIL」』では、その伸びやかで力強い演技ととともに、座長としての活躍も期待される。
「“2.5次元”は、観てくださる方のなかに前もってその姿が存在しているので、自分の思うナツとみなさんの抱くナツをすり合わせていくのが、役者としてひとつの大きな仕事だと思っています。“2.5次元”は今、ブームになっているけど、それに乗っかっているだけじゃ何も残せない。このコンテンツを引っ張っていける、そして何か残していける人間になりたいと思って…