ギャグ展開から一転シリアスへ…! 『転生悪女の黒歴史』に反響続出「心が死んだ」「最高に上げてから落とされた」

マンガ

公開日:2022/9/10

転生悪女の黒歴史
転生悪女の黒歴史』9巻(冬夏アキハル/白泉社)

 幼い頃、お姫様になった世界や、王子様に一目惚れされる物語などを妄想したことはないだろうか。これは、自分が思い描いていた妄想の世界に入り込んでしまった人の物語――。

 2022年9月5日(月)、『転生悪女の黒歴史』のコミックス最新9巻と『転生悪女の黒歴史 番外編集』が同日発売された。9巻にして物語が急展開を見せ、ファンからは「ついに物語が動いた…!」「とにかく切なくて悲しい展開に胸が締めつけられる」などと驚きと動揺の声が寄せられている。

 同作の主人公は、中学時代に愛と冒険と魔法のファンタジー物語を書き上げた経験のある佐藤コノハ。ある時、ひょんなことからコノハは、自分が書いた物語の中に転生してしまう。しかも転生したのは最強の悪女・イアナだった。前世の記憶を取り戻してからは自分が立てた“死亡フラグ”を回避するため奔走していく。

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 コミックス最新9巻では、イアナは、呪いの本の力で“理想の物語”に閉じ込められたイザークの救出へ。そこでは聖者候補になったイザークの理想と、黒歴史には描かれていないイアナの過去が明らかに。本当にイアナは悪女なのか、イザークの聖者擁立は果たされるのか…。少女マンガと謳いながらコメディ要素が強めの同作だったが、9巻にして物語が大きく動き始める――。

 シリアスな方面へと物語を進めた第9巻。ファンの間では衝撃が大きかったようで「イアナが悪女と言われてしまった過去の話が切なすぎる…」「イアナとイザーク。2人が出会ったからこそ見つけられた2人の幸せが悲しすぎる」「ずっとギャグ路線だったのに最新刊で涙腺崩壊させられるなんて思わなかった」「9巻読んだんですけど本当に辛すぎる…」「心が死んだ。マンガでこんなに泣いたの久しぶりよ!」といった感想が多く寄せられているようだ。

転生悪女の黒歴史 番外編集』(冬夏アキハル/白泉社)

 大きく舵を切った本編とは打って変わって、同日に発売された『転生悪女の黒歴史 番外編集』はコミカルな内容に仕上がっている。こちらは男に変身して“総受け”になったり、ヤンデレ幼馴染のプレゼントを探したり、専属執事兼暗殺者に看病されたりと、妄想てんこ盛りの内容。

 購入者からは、「なんてクセの強い番外編…! 本編がかなりしんみりする展開なので、こちらを後から読んでよかったです!」「最新刊が上げてからの落とすで心が死んだんですけど、番外編で幸せな気持ちになった…」「番外編のデートする2人見て泣いた、幸せになってほしい」などと好評の声が相次いでいた。

 涙なくしては読めない9巻と、思わずツッコミを入れたくなる番外編。ぜひどちらも手にとって、コノハの妄想に浸ってみてはいかがだろうか。

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