コミカライズ版『吸血鬼と愉快な仲間たち』最新5巻発売! およそ4年ぶりとなる新刊に読者大興奮「続きが読めるとは」「ホントありがたい」

マンガ

更新日:2023/10/12

吸血鬼と愉快な仲間たち
吸血鬼と愉快な仲間たち』5巻(著:羅川真里茂、原作:木原音瀬/白泉社)

 2023年9月20日(水)に『吸血鬼と愉快な仲間たち』の最新5巻が発売された。悶絶必至のプロポーズで幕を閉じた4巻が発売されてからおよそ4年。久しぶりの新刊に、ファンからは喜びの声が上がっているようだ。

『吸血鬼と愉快な仲間たち』は、小説家・木原音瀬の同名タイトルを原作に、漫画家の羅川真里茂がコミカライズ化したもの。“BL界の芥川賞”などと評される『箱の中』を手掛けた木原と、高度なキャラクターの描き分けに定評のある羅川がタッグを組んだことにより、メッセージ性のある作品に仕上がっている。

 物語の主人公は、昼間はコウモリ、夜は人間の姿になる不完全な吸血鬼、アルベルト・アーヴィング(アル)。ひょんなことからコウモリの姿で冷凍され、日本の生肉工場に運ばれたアルは、成り行きで無愛想なエンバーマー・暁(あきら)の家で面倒を見てもらうことになる。

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 日本に来てすぐの頃は不完全な吸血鬼となった自分の運命を嘆くばかりのアルだったが、暁との仲を深めていくうちに少しずつ異国の地での生活にも慣れていく。一方で暁も、最初こそアルに厳しく接していたものの、無邪気に距離を縮めてくる彼の存在が欠かせなくなっていた。

 そんな二人の奇妙な同居生活は一難去ってまた一難。アルがドラマのキャストにスカウトされたり、それをきっかけに殺人事件に巻き込まれてしまったり…。4巻のラストではアルが暁に対してプロポーズめいた台詞を披露し、「キュンを通り越してギュン!」「最後のプロポーズに全て持ってかれた…」などと多くの人たちを悶えさせていた。

 それだけにSNS上では「もしかしてこれで完結?」「これで終わりなのかな」といった声も飛び交っていたが、満を持して最新刊が発売へ。5巻ではアルにドラマ出演のオファーが再び舞い込み、これをきっかけに二人はアルの故郷“アメリカ”へ行くことになるそうだ。はたしてその先に待ち受けるものとは――。

 早くも読者からはさまざまな感想が上がっており、「まさか4年越しに続きが読めるとは…。普通に諦めてたので嬉しすぎました」「久々のアル! 暁相手に一喜一憂してて相変わらずかわいい」「最新刊何年ぶりだ…。続きが出たのホントありがたい」「アメリカ旅行超おもしろかった! 続きが待ち遠しすぎる」「250ページ以上あって満足度がハンパない。絶対買うべき!」といった反響が後を絶たない。

 ちなみに最新5巻の発売日には、小説版『吸血鬼と愉快な仲間たち』2巻も発売された。本編とは別に、書き下ろしショートストーリーも収録されており、ファン必見の一冊となっている。

吸血鬼と愉快な仲間たち』2巻(木原音瀬/集英社)

 小説版も読めば、コミカライズとはまた違った視点で物語が楽しめるはず。この機会に『吸血鬼と愉快な仲間たち』の世界観にどっぷり浸ってみてはいかがだろうか。

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