忙しい朝でもマグカップケーキが10分以内に完成。ふわっふわで子ども大満足、大人も罪悪感なし! 糖質が低くて栄養豊富な『体にいいおやつ』【つくってみた】

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PR公開日:2024/1/30

体にいいおやつ
体にいいおやつ』(ねぎちゃん/Gakken)

 自然な甘みだけでもおいしくて、栄養があって、子どもも大人も笑顔になれるナチュラルなおやつ。どうしても手間がかかって難しいイメージがありましたが、そんな先入観をくつがえすレシピ本がありました。小麦粉と砂糖を使わず、栄養豊富な材料を使ったおやつがInstagramで話題になっている“ねぎちゃん”のレシピ本『体にいいおやつ』(Gakken)です。「食べるまで15分」「材料3つ」「混ぜて焼くだけ」と3拍子揃ったレシピの中から、マグカップケーキとプリンをつくってみました。

体にいいおやつ

 最初につくったのは、マグカップに材料すべてを入れてかき混ぜ、あとは焼くだけで完成するという「マグカップケーキ」。材料は米粉、片栗粉、ベーキングパウダー、植物油、メープルシロップ、卵です。本書で紹介されるほとんどのレシピでベースになっているのが、米を細かく粉砕してつくられているという「米粉」。グルテンフリーで小麦アレルギーの人も安心して食べられる上に、クセがないので食べやすいのが嬉しい特徴。また、メープルシロップは砂糖に比べてカロリーが若干低く、不足しがちなカルシウムや体のむくみを解消しやすいカリウムを含んでいるとか。

体にいいおやつ

体にいいおやつ

 特別な技術は何もいらず、ほぼ「1ボウル」で簡単にできるのも本書の魅力。マグカップの中に材料を全部入れてグルグル混ぜるだけで準備は完了しました。粉っぽさがなくなるまで、混ぜた時間は1分くらい。あとは電子レンジにおまかせして1分40秒、待つだけです。レンジをのぞいていたら、1分を過ぎるころから生地がふくらんできて…。

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体にいいおやつ

 完成しました! 材料を揃えるところから10分もたっていません。3倍も4倍も大きくふくらんだ生地は、口に入れてもふわっふわ。やわらかなシフォンケーキみたいだけど、もちっとして、しっとりとした弾力があり、やさしい甘さで何度も食べたくなるおいしさ。マグカップからつるんと取れるので、お子さんは手で食べても良さそう。

体にいいおやつ

 材料をちょこっとプラスするだけでアレンジできるということで、「抹茶味」と「ココア味」もつくってみることにしました。こちらも材料はマグカップに全部入れますが、最初に粉類を混ぜてから卵やメープルシロップを加えたほうが、混ざりやすくなるようです。今回はつくりませんでしたが、ティーバッグの紅茶葉をそのまま混ぜ込む「紅茶」バージョンなどもおいしそう。

体にいいおやつ

 やさしい色合いのふわっふわケーキが出来上がり。「抹茶」はほんのり苦みがあって、抹茶好きにはたまらない! ココアは甘くておやつにぴったり。今回は子ども用に置いてあったミルクココアを使いましたが、普通のココアを使えばもっと濃いチョコ色に仕上がりそうです。これなら思い立ったときにすぐつくれるし、洗いものが少ないのも嬉しいですよね。

体にいいおやつ

 次につくったのは「甘酒プリン」です。材料は、卵、甘酒(2倍濃縮)、牛乳の3つだけ。それらをすべてボウルに入れ、泡立て器でしっかりと混ぜたら、茶こしやざるなどでこしながら容器に流し入れます。フライパンの湯煎にかけたら、加熱するのは4分だけ。あとは余熱で火がとおるので、15分間ほったらかしです。通常のプリンのようにオーブンや蒸し器を使わないのでラクラクです。

体にいいおやつ

 出来上がりのフルフル感、伝わりますか…? とろけるようななめらかさで、あの有名店のプリンにそっくり…。砂糖代わりに入れた甘酒は、ほんのりした甘さ。甘酒は必須アミノ酸をバランスよく含み、エネルギー代謝に関わるビタミンB群などが豊富らしいので、ダイエットにも良いのでは。今回はプリンの上に、みりんを半量ほどに煮詰めた「みりんカラメルソース」を垂らしましたが、メープルシロップをかけて食べてもOK。冷やして食べるのはもちろん、常温で食べてもまろやかで美味です。

体にいいおやつ

 ちょうど小1の息子が帰ってきたので、おやつに甘酒プリンを出してみました。食べた途端、ほっぺたが落ちそうなときによくするニンマリ顔になったので急いでカメラを構えましたが、撮影するころにはからっぽに…。「本物の(お店で売ってる)プリンと似てて感激(と言いながら拍手)。卵の味もしておいしい」と喜んでくれました。偶然にも親子で「お店の味みたい」という感想が揃ったくらいなので、このおいしさは本物です。

体にいいおやつ

 マグカップケーキのほうは「ふかふか。歯ごたえがいい。甘くないのにおいしい」というのが息子の感想。本書によれば、米粉を使うと独特のもっちり感ともっちり感、食べごたえが出るのだそう。やわらかいのに噛むことができて、噛めば噛むほど甘みが広がる…と、これもまた親子で同じように感じていたおいしさは、米粉を使ったからなんですね。

体にいいおやつ

 ほかにも、グルグル混ぜて焼くだけの焼き菓子やお食事パン、ショートブレッドやビスコッティなどのレシピがあり、そのほとんどが1ボウルで簡単にできるなんてワクワクが止まりません。糖質が低くて栄養も豊富だから子どもに食べさせたいし、大人が食べても罪悪感なし。時短&手間なしでナチュラルなおやつをつくりたい人、朝食パンやクッキーをちゃちゃっと手早くつくりたい人、グルテンフリーや糖質オフにこだわる人など、幅広い人たちにおすすめです。

写真・文=吉田あき

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