連想ゲームで覚えれば、1時間でハングルが読めるように!? シリーズ累計70万部突破の、ハングル学習入門書

文芸・カルチャー

PR公開日:2024/1/29

ヒチョル式 1時間でハングルが読めるようになる本
ヒチョル式 1時間でハングルが読めるようになる本 改訂版:超速ハングル覚え方講義』(チョ・ヒチョル/Gakken)

 K-POPや韓流ドラマなど、世界でヒットする韓流コンテンツに触れていると、「カタコトでもいいから韓国語が話せるようになりたい」と思ってしまう。きっとそうすれば、もっともっと韓流コンテンツを楽しめるはず。だけれども、何だかハングルって見た目からして難しそうだし、そもそもコツコツ勉強するのは苦手だし……。そう思って、ハナから諦めてしまっている人は少なくないのでは?

 そんな人にオススメなのが、『ヒチョル式 1時間でハングルが読めるようになる本 改訂版:超速ハングル覚え方講義』(チョ・ヒチョル/Gakken)。シリーズ累計70万部突破の、ハングル学習の入門書だ。語学の学習というと、単語に始まり、文法を学び、ドリルで何度も演習をこなし、コツコツ勉強をしなければならないイメージがあるだろう。だけれども、この本は、とにかく肩の力を抜いて気軽に読み進めるだけ。それだけで、どの文字がどんな発音をするのか、スッと頭に入ってくるのだ。

 かくいう私も「そうは言っても、『1時間でハングルが読める』だなんて無謀だろう」と最初は半信半疑だったが、いざこの本を読み始めてみると、本当に驚かされた。この本は楽しく読み進めるだけで、どんどんハングルが読めるようになる。たとえば、最初に教えてくれるハングルは「이」。著者は「さて、みなさんはこのハングルが読めますか?」と話を始めるが、ハングル初心者にはなんと読むのか分かるわけがないだろう。「では」と、著者が次に提示するのは、なんとファッションビルの「OㅣOㅣ」という看板!? 「これは『マルイ』の看板だけど、どうして突然『マルイ』!?」と疑問に思えば、何でも韓国人にはこれがハングルに見えて仕方がないのだという。そう言われると先ほどの「이」が2つ並んでいるように見えてくる。この文字は「イ[i]」と読むのだそうだ。そして、「아이스(アイス)」や「초코파이(チョコパイ)」などの商品パッケージが次々と提示される。……あれ?確かにマルイの「이(イ)」の字が入っている!——こんな風に、この本では文字の形に似たものをあてはめていく独自の連想法でハングルを教えてくれる。オールカラーで、写真やイラストがいっぱい。商品パッケージや看板、標識、ポスターなどを実例として挙げてくれるから、ハングルが読めるようになった実感をすぐに味わうことができるのだ。

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ヒチョル式 1時間でハングルが読めるようになる本p8-9

 なるほど、ハングルはローマ字と似ており、母音を表す部分と子音を表す部分で構成されていて、母音そのものを表す場合は左か上に「◯」が添えられるようだ。だから、マルイの縦棒「ㅣ」は、それだけで「イ[i]」という音を表すが、子音と組み合わさることで様々な音を表現できるらしい。たとえば、カマ(鎌)に似た見た目の子音「ᄀ」は、“カマ(kama)の「ケー[k]」”と覚える。だから、マルイの縦棒「ㅣ」(イ[i]))と組み合わさった「기」の読み方は「キ[ki]」だ。折れ曲がったナスの形に似た「ᄂ」は、“ナス(nasu)の「エヌ[n]」、”、マッチ箱に似た「ㅁ」は、“マッチ箱(macchibako)の「エム[m]」”、サクランボの形に似た「ㅅ」は、“サクランボ(sakurambo)の「エス[s]」”……。こういう風に連想していけば、次々と子音が覚えられる。

 最初は、「えー!? そんな覚え方あり!?」と思ったが、妙に頭に残り、クセになる。本文の合間にある小テストにも気持ちよく正解することができるだろう。

ヒチョル式 1時間でハングルが読めるようになる本p16-17

ヒチョル式 1時間でハングルが読めるようになる本p30-31

 まさか、連想ゲームでハングルを学べるなんて思わなかった。ほかの学習書ではお目にかかれないような独特の学習法はなんて面白いのだろう。さらに、たった1日でハングル語を書けるようになるという『ヒチョル式 1日でハングルが書けるようになる本 改訂版』(チョ・ヒチョル/Gakken)を使って一緒に勉強すれば、短期間でハングル語の読み書きがマスターできるだろう。ここで得た知識をベースに学習を進めていけば、以降の理解のスピードも速いに違いない。「韓国語って何だか難しそう」と尻込みしていてはもったいない。まずはこの本で、あなたも、ハングル学習の第一歩を踏み出してみませんか?

文=アサトーミナミ

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