“今、ツイてない” そう思う人にお勧めしたい、平常心のメントレ本!

小池龍之介

2013/5/12

平常心のレッスン

ハード : PC/iPhone/iPad 発売元 : 朝日新聞出版
ジャンル: 購入元:電子文庫パブリ
著者名:小池龍之介 価格:540円

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30万部突破のベストセラー『考えない練習』の著者、月読寺の若き住職・小池龍之介さんによる練習シリーズ第3弾。“考えない” “苦しまない” ときて、今回は “平常心” が主題です。平常心でいられないと、日常生活でどんな不都合が出るのでしょうか。

小池さんによれば「何か不測の事態やピンチに陥ったとき、平常心でいられないと、物事に過剰反応してしまう」という、好ましくないリアクションが発生します。たとえば恋愛中、彼の何気ない言葉にとっさにネガティブな反応をしてしまい「ああ、よく考えたらあの返信は大失敗」とあとで落ち込むはめになったり、facebookを開いて「あれ、友達のはずがオレが外されてる。ハブられたのか!?」と、冷静に確認しないうちに被害妄想に陥るなど。心が揺れ動いたときこそ、落ち着いて動じず平常心をもって対処できれば、過剰なマイナス反応で自らを不安に陥れることが回避できそうです。

では人はなぜ、平常心でいられなくなるのでしょうか。それはいろいろなものに「執着」するからと、小池さん。

たとえば、
1)自分の考えに執着する (ex. 仕事ができる自分に執着→たまたま仕事パフォーマンスが低下→自己否定→よけいに低下→さらに自己否定、という負のスパイラルに突入)
2)自分のプライドに執着する (ex. “有名企業で働く特別な私” というプライドに執着→自分の基準で他人と比較→勝ち負けを判断→落ち込むという機械的な条件反射が発生)
などなど。そんな苦しみを解消してくれる「平常心」キープの具体的なレッスンとは、いったいどんなものなのでしょうか。

僧侶である小池さんは仏道の言葉から、まず「あるがままの自分を受け入れ、それでも生じる心の揺れ動きを見つめること」と説きます。セルフ・モニタリング(自己観察)を行うと、自分の執着やプライドがどこにあるのかがわかり、どんなときに好ましくない条件反射をしてしまうのかがクリアになるため、おのずとその対処法も見えてくるのだそうです。

ちなみに以前友人と、お坊さんが傾聴してくれるレストランに食事に行ったことがありました。混んでいて傾聴はしてもらえなかったのですが、僧侶の方というのは人としての軸というか、幹が太くてど~んと頼りがいがある大きな木みたいだなぁ、と少しお話しただけでもそんなことを感じました。うまくいかないときには僧侶の英知に倣ってみる。いいかもしれません。


最終的には、死を受け入れるための平常心のレッスンまで手ほどきされます。これ、意外に大切そう

たとえば「指導してもまったく態度が変わらない部下や後輩に傷つく」、というケースも。相手をコントロールしたい「支配欲」に執着し、それが満たされないと「プライドが傷つく」システム

迷走ではなく、瞑想するのもよいみたいです。自然に寄せては返す呼吸を、ただ何もせず見つめる。ぜひ試してみてください