震災をきっかけに考える日本論、日本人論。愛国心ブームにはこれを読んでから!
公開日:2011/9/4
がんばろう日本! のキャッチフレーズがいたるところで目につきます。
震災に関して寄付やボランティアをされた方も多いでしょう。これを愛国心からくるものというと言い過ぎでしょうか?
メディアでは日本論や日本人論が議論され、震災時にパニックをおこさない、略奪が少ない、助け合いや避難されている方の我慢強さが指摘されました。反面、海外から見た日本の企業や商品に対するブランドイメージの低下や、外国人観光客が激減するなど、いやでも日本というものを意識せざるを得ない場面が多くあります。
ところで、日本を愛していますかといわれた時の、日本とは何を意味するのでしょう。
日本という国家なのか、行政なのか、そこに暮らす人々なのか、まわりの人々か、あるいは感情論として日本を自分たちといっているのか。
このようなテーマや国格とは何か、日本人らしいものは何かなど、国を愛するということを考え抜いたのが、この一冊です。
愛国ブームが沸きあがっている今こそ、日本を愛するということはどういうことなのか!
日本とは何かを再考するいい本です。
「国格」一度勉強してもいいと思います
日本を好きですかという問いに対して、日本という定義がないと理論的なのか感情的なのかわかりません
グローバル化が進めば進むほどほど、日本を考えることが多くなります
著者の姜先生は熊本出身、専攻は政治学、政治思想史。テレビ、新聞でご活躍中!