赤ちゃんが泣き止まない、虐待してしまうかも…「子育て1年生」の不安を解消するバイブル!

出産・子育て

2017/10/23

『0~3歳のこれで安心子育てハッピーアドバイス』(明橋大二/1万年堂出版)

 子育てに、悩みはつきものだ。だが現実は、誰にも相談できず、どうすればいいのかがよくわからないこともあるだろう。そんな悩めるパパママたちの強い味方になるのが、『0~3歳のこれで安心子育てハッピーアドバイス』(明橋大二/1万年堂出版)だ。

 「幸せな人生を送るために、いちばん大切なことは、自己肯定感です」というプロローグからはじまる本書は、まさに育児書のバイブル。子育てカウンセラーであり心療内科医である著者のアドバイスは、全編にわたってイラストや4コママンガで赤ちゃんとの向き合い方について書かれている。これなら、育児の合間にイラストをパパッと見るだけで、子どもとどう対応すればいいのかが一目でわかるだろう。

 例えば、第1章「3歳までは『自分は大切にされている』という気持ちを育む大切な時期」。ここでは、まず3歳までに「自分は大切な存在だ」「生きている価値がある」「必要とされている」という気持ちを育むことで、心の土台となる自己肯定感を育てることができることを丁寧に説明している。とはいえ、何か特別なことをする必要はない。普段から泣いている赤ちゃんを抱っこしたり、よしよしと頭をなでたり、一緒に笑うだけでいい。こうした日々の積み重ねが心の土台を作り、さらに3歳からはしつけ、6歳からは勉強の時期へとステップアップしていくようになるという。

 うちの子どもは3歳を過ぎてしまい、もう手遅れだ−−−−とあせる人もいるかもしれないが、心配はいらない。「『おなか痛い』『頭痛い』とか、『どうせぼくなんか』『どうせ私なんか』と言うなど、いろいろなサインを出してきます。(中略)気づいたときからもう一度土台から立て直す。(中略)いくつになっても、いくらでもやり直しはできると思っています」と、本書には心強いアドバイスがあるので安心だ。

 ところが最近では、子どもと向き合う親の自己肯定感そのものが低いことに悩む人もいるという。本書には親の自己肯定感アップのために、自分で自分をほめるレッスンなども、しっかり掲載されている。「親も子育て1年生。わからなくて当然なのです」、さらには「自己肯定感が低くても大丈夫! ちゃんと子育てできます!」というアドバイスを見るだけで、ちょっと安心できるママたちもいるだろう。「自分のことをほめられるようになると、子どものこともほめられるようになってきます」とある。悩んだ時こそ、まず本書を片手に、親自身が自信をもって自分をほめることからはじめるのもいいだろう。

 このほかにも、パパの子育ての意味や母子家庭の子育てについてのアドバイス、巻末には親御さんからの質問に答える「Q&A」コーナーもある。例えば、後追いがひどくて家事ができないような日頃の育児に関する悩みから、もしかしたら虐待してしまうかも……という深刻な悩みまで、すべてに対して著者がしっかり向き合った回答は必見だ。

 育児に真剣に向き合う親子を、丸ごと受けて止めてくれるような本書。肩の力を抜いて、もう一度子どもと向き合いたい新米パパママたちに、おすすめしたい。

文=富田チヤコ