もっちりふわふわ? ボダンを押しちゃダメ? 今売れている、2017年注目の絵本5選!

エンタメ

2017/12/22

 クリスマス直前。お子さんへのプレゼントは決まりましたか? まだ決めてないという人や、年末年始に姪っ子や甥っ子に何か贈り物をしたいという人、プレゼントに絵本はいかがでしょうか?
2017年もたくさんのユニークな絵本が登場しました。子どもも大人も一緒に楽しめる、今人気の絵本5冊を紹介します!

 

■「ぶりぶりぶ~!」子どもが笑いっぱなしに!『えがない えほん』

 アメリカで70万部超を記録した『えがない えほん』(B J ノヴァク:著、大友 剛:訳/早川書房)。本作は、朝の情報番組「スッキリ!」などでも取り上げられ話題に。絵本なのに、「えがない」ってどういうこと? と思うかもしれませんが、本作は、「朗読者は、この本に書かれている言葉を必ず口にしなくてはならない」というルールがカギ! 「ぶりぶりぶ~!」「わたしはおサルさん」など馬鹿なことを次々と読む姿は子どもたちに大ウケです! 言葉だけで面白さが理解できる『えがない えほん』は、文字を読む楽しさや人を楽しませる話し方を教えるだけでなく、子どもと同じ目線でコミュニケーションをとることもできます。

 

■ボタン押さずに我慢できる? 「ぜったいに おしちゃダメ」な絵本

 「ぜったいに おしちゃダメ」といわれるとつい押したくなってしまう、そんな心理をうまくついた絵本が『ぜったいに おしちゃダメ?』(ビル・コッター/サンクチュアリ出版)。この絵本に登場するのは、不思議なモンスター「ラリー」とたった一つのボタン。これだけ! ラリーは「おしたらどうなるんだろう?」「おしちゃおうか?」としつこく誘惑してくるクセモノ! ガマンできず、誘惑に負けてボタンを押すと…(タイヘンなことが!)。読んだ子どもの97%が声をあげて笑い、90%が「もう1回読んで」とおねだりするという本書。親子のがまん比べにいかがでしょうか?

 

■アイスクリームパーラーをのぞくノラネコぐんだん。空っぽの缶を発見して…

 ノラネコぐんだんの悪行三昧が止まらない!シリーズ第6弾『ノラネコぐんだん アイスのくに』(工藤ノリコ/白泉社)。いつものように、ノラネコぐんだんがワンワンちゃんのお店を覗いているところから始まります。アイスクリーム工場からペンギンさんがアイスの詰まった大きな容器を運んできて、空っぽになったものと交換しています。ノラネコぐんだんお決まりの「ニャー、○○」が出たところで、作戦開始! いつもならお店に忍び込むところですが、なぜか8匹が飛び込んだのは「からっぽのいれもの」の中! 容器に入って工場に行けば、お店よりもたくさんのアイスにありつけます。ワル知恵に磨きがかかったノラネコぐんだんですが、運ばれてたどり着いた工場は、まさに「アイスのくに」! シリーズ最強の敵が出現する本作、ノラネコぐんだんたちの運命はいかに!? 

 

■もっちりふわふわ。親子でたのしむ、スキンシップ絵本『こねてのばして』

 大人気絵本作家ヨシタケシンスケさん最新作『こねてのばして』(ブロンズ新社)。本作は、1人の男の子が、何やら白い生地のようなものをタイトル通りこねたりのばしたりする絵本。出てくるのは男の子と白い生地のみ――なのですが、それだけでは終わらないのがヨシタケ作品。男の子の行動がどんどんエスカレートしていきます。「パン生地か何かかな」と思ったのも束の間、顔を押し付けたり、一緒に踊ったり、くるまったり……「あれ、これ何なんだろう? パン生地じゃなかったの?」と、だんだんこの白い生地の正体が気になってくる。そして最後には、思わず笑ってしまう展開が待ち受けています。「○○だから○○なハズ」という固定観念を捨てるべきなのかも、と思わせてくれるヨシタケ作品。普段の思い込みを捨て去ってみようと大人にもメッセージを与えてくれる作品です!

 

■涙を“ぽいぽい”してますか?  生きるための絵本『おなみだぽいぽい』

 授業で先生の言うことがわからなかった「わたし」は、誰もいない場所で、泣いてしまいました。かくしておいただいすきなパンのみみも、今日はのどがつまって、うまく食べられません。涙のしみたパンのみみを、わたしが天井の穴にむかって投げると――。うまく言えない、泣きたい気持ちにそっと寄り添ってくれるのが『おなみだぽいぽい』(ごとうみづき/ミシマ社)です。嫌な出来事だったり、どうにもならない理不尽なことだったり、生きていると「どうしてそんなことになってしまうんだろう」と思うことがあります。でもそう感じることが、次に何かをするための糧になるのです。でもその気持ちが溜まりすぎると、つらくなってしまうもの。そういう気持ちは涙と(そして鼻水と)一緒に、心の中の場所へ全部ぽいぽいしてください!