美と健康を底上げ!「キッチンには3本のオイルがあればいい」理由とは?

健康・美容

2018/4/27

『キッチンには3本のオイルがあればいい』(大塚真里/文藝春秋)

 かつては「ダイエットの敵」といわれ、ローファットがもてはやされていたのも今は昔。最近では逆に「美容の味方」ともてはやされているオイル。含まれる脂肪酸は細胞膜や女性ホルモンを作るための材料となるなど、身体になくてはならない存在でもある。

 しかし実際、オイルほど説明しづらく、複雑でわかりにくい食材も他にはないかもしれない。「美容と健康のためにオイルを取り入れたいのに、何から手を付けていいのかわからない」という女性のために、簡単なオイルの使い方を教えてくれるのが、大塚真里さんの著書『キッチンには3本のオイルがあればいい』(文藝春秋)だ。

■著者がたどり着いた、美と健康を底上げする3本のオイル

 エディターとして『美的』『Oggi』『Domani』といった女性誌のビューティページを手がける大塚さん。30代後半までウエイトコントロールのためオイルフリー生活を続けてきたにもかかわらず、不調に悩まされていたのだとか。そんなときにMCTオイルに出会い、スリムになり体調も肌も上向きになったという経験の持ち主でもある。

 そんな大塚さんが紆余曲折の末たどり着いたのが3本のオイル。下記をキッチンに常備し、毎日の食事に取り入れることを提案している。

・使い勝手が良く、不飽和脂肪酸のなかで比較的酸化しにくいオメガ9を多く含む「エキストラバージンオイル」
・アンチエイジングに欠かせないオメガ3がとれる「亜麻仁オイル」
・エネルギーとして使われやすく身体にたまりにくい中鎖脂肪酸のみで構成された「MCTオイル」

 オイルのことはよくわからないけど、キレイになるために取り入れたいという方は、とりあえずこの3本を常備して、何にでもかけたり飲み物に加えたりしてみるのがよいそうだ。

 一方で避けたほうがよいオイルも。

・ケーキやクッキー、菓子パンなどに入っている「見えない油」
・サラダ油
・マーガリンやショートニングに多いトランス脂肪酸

 これらは健康に悪影響を及ぼす可能性があるため、意識して控えるのがよいそう。

■すぐに試したくなるオイル使いのアイデアがずらり

 とはいえ、実際にオイルを買ってもうまく使いこなせずに放置し、捨ててしまう、というケースも。そこで本書では、オイルを手っ取り早くどう取り入れたらよいのか、簡単にできるアイデアが紹介されている。

・MCTオイルを朝のコーヒーやコールドプレスジュースに入れて飲む

・亜麻仁オイルを豆腐に直接かけ、岩塩とともにいただく
・亜麻仁オイルを味噌汁にたらしていただく

・ポテトサラダのマヨネーズをオリーブオイルに差し替える

 さらに人気料理研究家の植松良枝さんによるオイルレシピ、大塚さんが実践している、「ダイエット」「美肌」といった目的別・オイルの取り入れ方、最後にはオイルコスメの取り入れ方についても。オイルとの距離をぐっと近くしてくれそうな一冊だ。

 ちなみに、「亜麻仁オイル」に多いα-リノレン酸は体内の酵素によってEPAなどに変換され使われているが、最近、この変換があまりスムーズに行われていないことがわかりつつあることも知っておきたいところ。酵素を円滑に作ることができるよう、バランスのよい事で栄養をしっかりとることを心がけつつ、オイル=太ると敬遠せず、「体がよろこぶ食生活」のきっかけにするとよいのでは?

文=吉川圭美 撮影=福尾深雪