美女4000人に30億円を貢いだ紀州のドン・ファンが結婚! ヤリチン人生に終止符…?!

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2018/4/20

『紀州のドン・ファン 野望篇 私が「生涯現役」でいられる理由(講談社+α文庫)』(野崎幸助/講談社)

 以前、ご紹介した『紀州のドン・ファン 美女4000人に30億円を貢いだ男(講談社+α文庫)』(講談社) の著者、野崎幸助氏(1941年生まれ、77歳)が、続編となる『紀州のドン・ファン 野望篇 私が「生涯現役」でいられる理由(講談社+α文庫)』(同)を上梓した。そこに衝撃の告白があった。

 なんと野崎氏、今年2月8日に、3度目の結婚を果たしていたのだ。しかもお相手のSちゃんは、現在21歳のモデルで、「ボン・キュ・ボン、胸にはDカップを忍ばせている私の理想のナイスプロポーションのべっぴんさん」(本書より引用)だというじゃないか。

 加藤茶の45歳の歳の差婚を凌駕する55歳差──。著者周辺の人たちからも、「もはやこれは犯罪の領域では」との声がもっぱらなのだという。

 もちろんご本人はそんな声などものともしない。なぜなら、そのため(理想の若き美女をめとるため)に、これまでの人生の時間とお金のすべてを捧げてきたのだから。

 では、今回の野望篇の内容をご紹介しよう。

 中卒の著者は、「コンドームの訪問販売」で身を立て、その後金融業、酒類販売、不動産事業で成功し、30代以降は大金持ちのひとりに数えられるようになった。その一方で、稼いだお金は、4000人以上ともいわれる美女とのセックスにつぎ込んできたのが、著者の人生である。

 その立身出世のストーリーが前著だとすると、野望篇では、具体事例のご開チンが中心だ。

 例えば、抱いた4000人の中でも、特に印象に残っている女性とのやり取り、驚きの名器体験などが綴られるほか、高級クラブでの遊び方指南、これまでに通った風俗武者修行の想い出など、著者の下半身史の全貌と武勇伝がオンパレードの内容となっている。

 また、サブタイトルにあるように、下半身を生涯現役に保つ秘訣なども明かしているので、気になる方は、ぜひチェックしてみてほしい。

 本書の中で筆者が特に面白かったのは、著者が風俗武者修行を振り返った第6章だ。

 風俗といっても、素人美女だけがセックスの対象である著者だけに、玄人女性を買いまくるわけではない。著者に通じた人物がもたらす性風俗情報を、著者自身が次々にリサーチしていくのである。

 昭和時代のストリップに始まり、同伴(カップル)喫茶、黎明期のハプニングバーやノーパン喫茶、ノーパンしゃぶしゃぶやおっぱいパブ、出会い喫茶など、昭和から平成にかけての風俗産業が一望できるあたりが、この章の面白さだ。

 そしてもちろん、著者はあくまでも素人女性をナンパして、カップル喫茶やハプニングバーなどに誘い、ことを成し遂げるまでのテクニックをご開チンしてくれているのである。

 この野崎氏の著書は、男性にとってのナンパ・バイブルであるが、女性にとっても、「スケベなお金持ち男性目線」を学ぶ、格好の教科書となるだろう。

 それにしても気になるのは、巻末で明かされる著者のこの度の結婚である。野望や願望が成就されたとき、人は安心してふっと肩の荷を下ろしてしまうものである。

「ヘイ、ハッピーオーラ、ハッピー・エレガント、ハッピー・ナイスボディ、私とエッチしませんか?」という、書いていても可笑しくなる超イケているナンパの際の常とう句を、著者は本当に封印し、ヤリチン人生に終止符を打つつもりなのか?

 また、裏側に一万円札が挟めるように特注された名刺(CAさんナンパ用に著者が開発)も、もう使われることはないのか?

 野望を成し遂げた男の晴れ姿を称えたい気持ち半分、そんな一抹の寂しさを感じてしまう読者は、きっと筆者だけではないだろう。

文=町田光