日本の女性はがんばりすぎ!? ニューヨーク仕込みのトップイメージコンサルタントが教える、無駄なくラクに幸せをつかむ思考メソッド

ライフスタイル

2018/5/23

『ニューヨーク・ミリオネアのルール 「しない女」ほど恋も仕事もお金も時間もうまく回りだす』(一色由美子/KADOKAWA)

 責任ある仕事に充実のプライベート、かたわらには尊敬できるパートナー……! 

 そんな理想を描いてがむしゃらにがんばってきたはずなのに、現実は、朝から晩まで働きづめ。出逢いもなければ、時間もなくて、たまの休日はひたすら寝るのみ。恋愛、仕事、お金に時間……。あれもこれも手に入れたいのに、いつしか、自分がなにをしたいのかすっかりわからなくなって、行ったり来たりの回り道。

「なにしているんだろう…、私。」
「こんなはずじゃなかったのに……!!」

 と、つい途方にくれてしまうこと、ありませんか?

『ニューヨーク・ミリオネアのルール 「しない女」ほど恋も仕事もお金も時間もうまく回りだす』(一色由美子/KADOKAWA)は、そんな、一生懸命がんばっているのに、なぜかなかなか幸せがつかみ取れない女性に贈りたい、いわゆる自己啓発書だ。

 イメージコンサルティングの本場、ニューヨークでその技術を学んだ著者。彼女が、数々のエグゼクティブやエリートビジネスパーソンのコンサルティングを手がけるなかで知り得たのは、ニューヨークの成功者はみな「不要なことはしない!」ということだった。そもそも、彼らが揃ってイメージコンサルタントをお願いする理由も、効率よく、自分の価値や自分のビジネスに付加価値をつけられるから。そんな合理的なニューヨーカーたちから学んだ思考メソッッドを、日本の女性が普段の生活で応用できるようにまとめたのが、本書というわけだ。

「不要なことはしない!」

 それって、当たり前じゃない?と思ったあなた。
 不要なことなんて、していないわよ!と思ったあなた。
 では、例えば、体型を気にして、毎日体重計に乗ってはいないだろうか?
 例えば、仕事にも恋愛にもつながるはず!と思って、人見知りにも関わらず、無理に人脈を広げようと奮闘していないだろうか?

 著者はいずれの2つも不要なことだと切り捨てる。

女性にとって必要なものは、ウエストのくびれときゅっと上がったおしり。 体重の細かい増減より、微妙なボディラインの変化に敏感でいるべきです。

外向タイプの人は、人脈を広げるのが上手。たくさんの人と縁をつくることでチャンスも多くなります。いっぽう内向タイプの人は、自分の内面をじっくり見つめることでエネルギーを充電します。他人との付き合いに慎重なので、人脈を広くするのは得意でないかもしれませんが、その分深く付き合うのがとても上手。少ないご縁を大切に育てていくこが、チャンスにつながります。つまり、チャンスをつかむのは、人脈の広さには関係がないのです。

 ほかにも「服は流行を追わない」「眉だけは流行に遅れない」「休日には『なにもしない』」など、思わず「なんで?」と問わずにはいられない興味深い項目が揃っていて、どれも読んだあとには「なるほど」と思わせる、著者の解説が小気味いい。

 当初、ニューヨークの富裕層と自身とがあまりにもかけ離れているため、著者の経験が自分の生活で役に立つことがあるのだろうかと、正直、及び腰であった。しかしながら、1冊を通して教えられたのは、日常生活のあらゆる面で応用の効く、物事の考え方のテクニックだ。つまりは、自分が本当にしたいことはなにか、そのために必要なことはなにか、ということを大事にして考えるということ。そして、それ以外の不要なことは切り捨てる勇気を持つということ。

 がんばっているのに、なぜかなかなか幸せになれない。もし、そんなふうに悩んでいる方がいたら、一度本書を読んでみてはいかがだろうか。

文=遊馬里江