「うんこ」の次は「ダジャレ」!? 子どもが大好きな「ダジャレ」で漢字をガッチリ習得

出産・子育て

2018/6/10

『なぞらずにうまくなる ダジャレ漢字練習帳 小学2年生』(桂聖/実務教育出版)

 小学生が宿題の中でおそらく一二を争うくらい好きになれないであろう漢字練習。とにかく早く終わらせるために、先にへんだけをいくつも書き、次につくりを書いて…というやり方で処理していた人は、はたしてどれくらいいるだろうか。この強引なやり方、当然ながら、あまり漢字の習得には役立たない。

『うんこ漢字ドリル』が、下ネタ大好きな小学生(特に男子)にウケて、話題になった。小学生の大好物は、まだある。ダジャレである。

『なぞらずにうまくなる ダジャレ漢字練習帳 小学2年生』(桂聖/実務教育出版)は、25万部突破の「なぞらずにうまくなる」シリーズの漢字編。ドリル名のとおり、漢字ごとの例文にクスッと笑ってしまう「ダジャレ」が用いられており、小学生が飽きずに取り組める。


 もしかしたら、例文の中には、小学2年生が知らない言葉が出てくるかもしれない。本書によると、ダジャレをふんだんに取り入れているぶん、2年生にとって難しい語句が多く登場するが、これを語彙力アップのチャンスだと捉えてくれることを願っている。難しい語句にはふりがなをふったり、注をつけたり、絵で示したりして言葉への抵抗感を少なくはしているものの、時に子どもが保護者に「この言葉って、どういうこと?」と質問したとき、保護者は丁寧に教えてあげたい。


 子どもが大好きな回転寿司屋のダジャレを知ってしまえば、わが子が店でダジャレを使うかもしれない。保護者が本ドリルの効果を実感する瞬間だ。このとき、保護者は素直に笑ってあげると、子どもはもっとダジャレを知りたいと、漢字練習により熱を上げるだろう。


 漢字練習は覚えることが一番だが、きれいに書けるようになることも大切だ。本書によると、漢字をきれいに書くためには、字形をしっかり見て覚えることが効果的だという。本書は、漢字ごとの「きれいに書けるポイント」を子どもが好きなクイズ形式(「へんなところさがし」)で紹介しているところも魅力だ。


 実際に本ドリルに取り組んだ2年生たちからは、「どの例文も、すぐに意味が理解できたよ」「爆笑するのがあったり、おやじギャグがあったり、いろいろなダジャレがあって楽しかった」「漢字を書く量が少ないのが嬉しい~(笑)」など、好反応が寄せられた。

 本書は、現時点(2018年5月現在)で、2年生版の他に1年生版が出版されている。低学年のうちから漢字の面白さを知れば、中学年以降に漢字学習で憂いを感じることが少なくなりそうだ。

文=ルートつつみ