「余計なお世話だけど」は、本当に余計なお世話である

暮らし

公開日:2018/7/30

『キラキラな宇宙法則をめちゃくちゃ日常生活に使ってみました』(岡田哲也/KADOKAWA)

 1カ月100万PVを誇る、大人気ブロガー・岡田哲也さんが書き下ろした『キラキラな宇宙法則をめちゃくちゃ日常生活に使ってみました』(KADOKAWA)を2年振りに刊行、2017年7月20日発売! その間には、子宮委員長はるさんと結婚、離婚を経験、現在は血のつながらない息子を元気いっぱいに育てている。そういった日常から生まれた数々のエピソードをもとに、宇宙法則を日常に取り入れながら、幸せな人生を送るコツを伝えている――。本書にまつわるサイドストーリーを、これから8回にわたってお伝えします。【5/8回】

◆頼まれていないのにするアドバイスは「クソバイス」

 SNSの投稿、ママ友や友だちとの交流。シチュエーションは多々あれど、頼まれていないのにするアドバイスは100パーセント「クソバイス」です。
 もうほとんどセクハラだと思っています。

 なぜそういうクソバイスをしてくる人がいるのか?
 それは第一に、「ヒマだから」。
 自分のことに集中している人には頼まれてもいないのに他人に口出しするヒマはありません。自分のことに集中というのは、好きなこと、趣味、やりたい仕事などに夢中になっているっていうこと。自分が自分の感覚や価値観で生きている人ならば、逆に他人がどんな価値観で生きていようとも無理に変えようとしなくなるのです。

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 そして第二の理由は、「自分の正しさを証明したい」から。
 これは子育てアドバイスなどにもあるあるですが、オムツは? 離乳食は? 学校は? などなど、子育てをしていると選択をする機会がたくさんあります。その選択に自信がない人、つまりは今の自分に自信が無い人は、自分のその選択が正しかったことを証明したくて他人を論破したがるのです。(まあこれもヒマなんですよ)
「私の正しさを証明したい。認めて欲しい。」という承認欲求の裏返しとも言えますね。
 しかし、テレビの討論番組を見ていてもわかると思うのですが、同じ健康法でも医者によって全く別の意見があったり、同じ案件でも弁護士が変わったりすとと見方は全く変わるのです。

◆自分が「どうしたいのか?」を考えよう!

 じゃあどうしたらいいの? と言われれば、もちろん、「あなたはどうしたいの?」と答えます。自分が望む生き方を明確にし、そこに向かって必要なことは調べてもいいし、他人にアドバイスをもらいに行ってもいい。そうやって質問された時に自分の知っていることを答えてあげることは純粋なる「アドバイス」になるのです。

 ただ、「よかれと思って言ったのに。」という人こそ一番タチが悪い。
 それがもし大切な人であるならば、あなたの口から「アドバイスが欲しい時には私からお願いするね。」とはっきり言ってあげたほうがよいでしょう。
 クソバイスをしてくる人たちに表面的に感謝を述べようものならば、やつらはさらにその力を増してスーパークソバイサーになってしまいます。

 また、クソバイスを受ける余地があるということは、言うことを聞くいい人、もしくはマウンティングしやすい弱い対象だと思われているのかも。面倒くさい輩に対応するのに嫌気がさしたら、クソバイスが入る余地のない、「自分なりの生き方」を確立させましょう。

文=岡田哲也

岡田哲也(おかだ てつや)
心身調律セラピスト。1978年茨城県生まれ、日本大学芸術学部卒業。 整体師、自己啓発業界のディレクター経験を得て2011年2月に心身調律セラピストとして独立。〝心、身体、魂〞の3つを統合する心身調律セッションを開始し、全国でセミナーを開催。2014年子宮委員長はると結婚後、全国各地で講演会を開催。2017年離婚。現在、血のつながらない息子を育てながら、常識の枠を超えた新しいパートナーシップと、血の繋がりにこだわらない「地球家族」の生き方を自らの日常生活を通して発信。著書に『で、ほんとはどうしたいの?』(ワニブックス)がある。DMMオンラインサロンで、岡田哲也の「で、ほんとはどうしたいの?」を運営中。
公式ブログ:https://ameblo.jp/iyashiya1848/