<夏休みにやってみよう!>楽しくおいしく作れば、子どもも家族も大喜び【作ってみた】

食・料理

2018/7/16

『ひとりでできる子どもキッチン』(上田淳子/講談社)

 いよいよ夏休みが始まりますね。1か月半近くある夏休みを、今からどうやって過ごそうかと頭を悩ませている親御さんも多いのではないでしょうか。それなら、この夏休みに“キッチンデビュー”をさせてみませんか?

『ひとりでできる子どもキッチン』(上田淳子/講談社)では、食材の種類や切る作業はできるだけ少なくし、ハンバーグもポリ袋に材料を入れてモミモミするだけなど、大人の手を借りなくても、子どもが1人で安全に作れるレシピを紹介しつつ、子どもの「できた!」という達成感を味わえるように優しくサポートしてくれます。また、料理を始めるときのスケジュールの立て方、包丁の持ち方、道具や調味料の紹介などが写真と共にわかりやすく説明されているので、初めて料理をする子どもでも安心です。対象年齢は9歳以上ですが、包丁も火を使わないレシピはもっと小さい子でもOK。そこで、今回は本書の中から、「ピザトースト」と「牛丼」を実際に、6歳の息子に作ってもらいました。

◆アツアツチーズがたまらない「ピザトースト」

 オーブントースター用の天パンに食パンをのせ、ケチャップをスプーンの背でぬり広げる。この上に、ベーコンをのせ、ピザ用チーズを散らしたら、オーブントースターで8分ほど焼けば完成。

 以前、幼稚園で少しだけ料理をしたことがある息子ですが、家で1人で作るのは全く初めてということで、本格的なキッチンデビュー1品目として「ピザトースト」を作ってみました。作り方は、具材をのせて焼くだけなので、見ている親も安心して任せられるレシピです。実際、焼く時間を入れても10分もかからず作れるので、息子が自分で作ったピザトーストを、自分の朝ごはんとして食べました。初めて自分で作ったことが嬉しかったのか、最初は少し照れながら食べることを躊躇していましたが、食べてみるとやはりおいしかったようで、感慨深げに一口一口をじっくり味わいながら食べていました。

◆甘めのつゆがごはんにしみしみ「ざっくり牛丼」(P.76)

 玉ねぎを1.5cm幅くらいに切り、これをめんつゆ、砂糖、水と一緒にフライパンに入れ、ふたをして中火にかける。沸騰したらごく弱火にし、約10分煮て火を止める。ここに牛肉を加えて中火で煮たら、どんぶりに盛ったごはんにかけ、最後に温泉卵をのせれば完成。

 自信がついた息子が挑戦した2品目は、包丁も火も使う「牛丼」です。さすがに初めての包丁と火だったので、最初はかなりへっぴり腰で、見ている親もハラハラして、何度かフォローすることもありましたが、本人の好奇心もあって、なんとか完成させることができました。特に、出来上がった牛肉をごはんにかけるときは、宝石を見るかのように目をキラキラさせていて、見ているこちらまで嬉しい気持ちに。そして、食べてみると、いつもは苦手で全く食べない玉ねぎにも頑張ってトライし、自分で作った牛丼を噛みしめていました。
私たち両親も息子が作ってくれた牛丼を食べたのですが、牛肉や玉ねぎにしっかり味がしみ込んでいておいしかったです。そんなおいしく食べる姿を見て、お手伝いする楽しさ、喜んでもらえる嬉しさを感じたようで、「それも僕がやる!」と、このあと一気にお手伝いモードになっていました。

◆「自分でできた!」が何よりも自信に

 今まで家事の中で、お皿運びや洗濯物たたみなど、それほどリスクが高くないことをお手伝いしてもらうことはあったのですが、「料理」となると、任せる親自身も不安で、なかなか手が出せない領域でした。でも、実際子どもにやらせてみると、他のどんなお手伝いよりも、「おいしい上に喜んでもらえる」「自分でできた」という達成感があり、頑張ればできると自信がついたようで、親子共に良い経験になりました。長い夏休み、いろいろな経験の中でも、身近な“料理”で、子どもたちの成長を見守っていってあげませんか?

文=JUNKO