84キロ→41キロに! ご飯・麺OK、糖質オフ食材を使いこなすラクやせレシピ【作ってみた】

食・料理

2019/3/16

『食いしん坊が43キロやせてリバウンドなし! まんぷく糖質オフごはん』(メロン(鈴木沙織)/扶桑社)

 糖質オフがダイエットの主流になってだいぶ経つが、「どうしてもお金がかかりがち」「やっぱり麺やごはんが食べたい」という欠点があった。例えばケーキが食べたいのに豆腐で我慢しろというのは、どう考えても「そういうことじゃない」と言いたくなる。そこまで極端でなくても、たいていの人はある程度「食べたいもの」にこだわりがあるはずだ。

 そんな不満を解消してくれるのが、『食いしん坊が43キロやせてリバウンドなし! まんぷく糖質オフごはん』(メロン(鈴木沙織)/扶桑社)。本書は、体重を84キロから41キロまで減らすことに成功した著者が、無理なく糖質制限を続けられるレシピやコツを紹介してくれる本。いったいどんなレシピがあるのか、実際に作って紹介しようと思う。

■「チーズダッカルビ」(P.16)

 1つめは、レンジで作ることができる「チーズダッカルビ」。耐熱容器に鶏もも肉を一口大に切ったもの、キムチ、トマトケチャップ、みそ、ラカントS、ごま油を入れてラップをし、600Wのレンジで3分加熱する。いったん取り出して全体を混ぜ、ラップをしてさらに3分加熱する。あとは熱いうちにチーズを加えて混ぜれば完成だ。

 ジューシーな鶏もも肉にとろっとチーズが絡み、ピリ辛味で食欲をそそる。ダイエット中とは思えないボリュームで、物足りなさを感じさせない満足感がある。でもごはんが食べたくなる……という人は、市販のこんにゃく米をうまく活用すれば糖質を摂りすぎることもない。ただ、混ぜ込むタイプではないそのまま食べられるこんにゃく米はどこにでも売っているものではないのがちょっと難点……。

 そこで活用したいのが、「糖質オフ麺」。こちらは一般的なスーパーで比較的手に入りやすく、日常食として取り入れやすい価格。筆者も何度か使ったことがあったが、本書のレシピを見て目から鱗だった。そうか、普通の「麺」としてアレンジして使いこなせばいいのか…!

■「広島風お好み焼き」(P.22)

 ということで、2つめは卵と糖質オフ麺で作る「広島風お好み焼き」。一口大に切った豚もも薄切り肉をフライパンで炒め、肉の色が変わったら糖質オフ麺(平麺タイプ)、もやし、醤油、顆粒和風だしを加えてもやしがしんなりするまで炒め、いったん取り出す。キャベツのせん切りと卵を混ぜ合わせたものをフライパンで焼き、卵が固まってきたら先ほど取り出した麺と具材をのせ、中心に卵を割り入れて裏返す。あとは3分ほど焼き、マヨネーズ、ソース、かつお節、青のり、紅ショウガをのせれば完成。

 小麦粉を一切使わず卵だけで作っているので「卵焼きみたいな味になるのでは?」と思ったが、想像以上にお好み焼きで驚いた。言われなければ気づかないかもしれない……。麺が入っているのでボリュームもあり、“糖質オフレシピ”感は皆無。でも、糖質はしっかりとオフされている。

■「糖質ゼロ麺であったかうどん」(P.35)

 最後は、「麺類が食べたい!」という願望をストレートに叶えてくれる「糖質ゼロ麺であったかうどん」。鍋にごま油を入れて中火で熱し、適当なサイズに切った蒸し鶏(サラダチキンでもOK)、長ネギを焼き色がつくまで焼き、醤油、ラカントSを煮絡める。水気を切った糖質オフ麺(平麺タイプ)、水、酒、醤油、ラカントS、顆粒和風だし、塩を加えて温め、器に盛って茹でたほうれん草、わかめをのせ、好みで七味唐辛子をかければ完成。

 糖質オフ麺を素うどんやざるで食べると少し味気ないのだが、焦げ目のついた甘辛い鶏肉とねぎの香ばしさ、トッピングの多さで味気なさがカバーされ、満足度が大幅にアップ。付け合わせ2品の作り方も本書内に書かれているので、セットで作って食べると栄養面でもより健康的。

 この『食いしん坊が43キロやせてリバウンドなし! まんぷく糖質オフごはん』には、ほかにも糖質オフ麺を使ったレシピ、豆腐や卵、肉、野菜などメイン別の糖質オフレシピが多数掲載されている。個人的に、「ゼロ麺で鉄鍋餃子」も非常に気になった。

 実際は穀類を摂っているわけではないが、糖質オフアイテムをうまく取り入れることで、「ごはんを食べた気分」「麺類を食べた気分」をしっかりと味わうことができるため、これなら無理なく続けられそう。本書は、ご飯好き、麺好きな人にこそ試してほしいレシピ本だ。

調理・文=きこなび(つきのんキッチン)