台所にほぼ立たなくていい・後片付けが劇的にラク! 暑い夏を乗り切る「レンジ飯」!

食・料理

2019/7/12

『容器に入れてチンするだけ! ほぼ1ステップで作れるレンジ飯』(リュウジ/KADOKAWA)

 これからやってくる暑い夏。猛暑で食欲がなくなるのにくわえて、熱のこもるキッチンでの調理はめんどう。
毎年、気がつくと短時間でかんたんに作ることができるメニューの繰り返しになっている人も多いのではないだろうか?

 しかし、「かたよった食生活では夏の暑さを乗り切れない」という不安もある。
少しでも短時間で、かんたんにおいしいごはんが作れるのなら本望だ。

 そんな人に是非読んでほしいのが、「ノンストップ!」(フジテレビ)、
SNSで超話題となった「じゃがアリゴ」など数々のバズレシピを考案している
料理研究家・リュウジさんの最新刊、
『容器に入れてチンするだけ! ほぼ1ステップで作れるレンジ飯』(リュウジ/KADOKAWA)だ。

 暑い季節の救世主・レンジをフル活用し、
ごはんものからデザートまでバリエーション豊かなレシピがまとめられた1冊である。
こういったレシピ本には
「本当に素人にもかんたんに、時短調理ができるのか」
という疑問がつきものだ。
今回は、本書に載っている夏にピッタリなレシピを作った感想をまじえながらいくつか紹介しよう。

鍋いらず!保存容器ひとつでメイン料理が完成

 たらこレモンバターパスタ(P.98)

 パスタを作るときは通常、鍋にたっぷりのお湯を沸かして5~6分ゆでなくてはいけない。
キッチンに熱のこもる夏場は、ゆで時間が短いそうめんやうどんに逃げがちだ。

 だが、このレシピを使えばキッチンがサウナと化す心配は無用。また、少量の水でできあがるため、湯切りの必要もなく、洗い物の手間も減らすことができる。

 たらことバターの味わいが濃厚でありつつも、後味はレモン汁でさっぱり。夏でもペロリと食べられるひと皿だ。

 「本当に保存容器ひとつでパスタが完成した」と感動した。
料理を作るとたいてい後片付けが面倒になってしまうのだがそのストレスもなく、調理道具が揃っていない一人暮らしの人にもオススメだ。

夏野菜もレンジ飯で絶品おかずに変身

 オクラのチーズおかか(P.70)

 言わずと知れた夏野菜・オクラとチーズの異色コラボ。レンジを使うことでゆで時間をカット!
オクラの綺麗な彩りとネバネバがたまらない暑い日にピッタリなおかずだ。

 レンジでオクラを温めてトッピングをのせるだけなのでほんの3分で完成。
オクラとチーズのめずらしいコンビを、かつお節、めんつゆが優しくまとめていて、一度食べるとクセになる! お酒のおつまみとして晩酌にもお手軽につくることができる。

 ナスの煮浸し(P.72)

 ナスの煮浸しというと、通常油で揚げてから、味付けをした煮汁で煮る手間のかかるおかずだ。
しかし、レンジで作るナスの煮浸しは油不要!時間がかからないだけでなく、ヘルシーに作ることができるのだ。

「時間をかけて作りました」感が出ているのに、手を動かした時間は5分程度。
レンジで温めることでクタクタになったナスが煮汁をグングン吸い込む。あまじょっぱさが食欲をそそる一品だ。

 普通に作ると下ごしらえが多く、ハードルの高い料理もレンジ飯ならほとんど1ステップで終了するため、「この料理ってこんなに簡単に美味しく作れたんだ!」と普段料理をしない私のようなズボラ女子にも自信を与えてくれる。

 パスタとおかず2品でかかった調理時間は約30分。これなら毎日でも続けることができそうだ。

やる気の出ない夏の料理はレンジ飯でラクしよう

 実際のレシピ本には温めるときのワット数や時間、下ごしらえの方法も写真とともに詳しく書かれており、料理慣れしていない人にもやさしいつくりになっている。

 基本の作り方を覚えれば、自分好みのアレンジレシピをつくることも可能だ。
保存容器で作って作り置きをするのはもちろん、時間のない朝のお弁当作りでもパパッと作れる料理が盛りだくさんだ。

「手の込んだ料理ももちろんいいが、作る気力がなくなる暑い夏だからこそ、レンジを使ってラクにおいしい料理を作ってほしい」
そんなリュウジさんの思いが、調理工程を手助けするようなレンジの活用方法から伝わってくる。

 この夏はぜひ、レンジ飯でおいしく健康的な食生活を送ってみてほしい。

文=平岡瑛里花