みそ汁の健康パワーは底知れず!? 手作りの1杯は栄養満点で“冷え”にも効く!

暮らし

公開日:2020/10/8

みそ汁はおかずです
『みそ汁はおかずです』(瀬尾幸子/学研プラス)

 和食の献立に欠かせないみそ汁。私は子どもを産んで以来、ほぼ毎日みそ汁を作って食べている。いつもみそ汁を作るときは冷蔵庫に残っている食材を適当に入れるのだが、最近子どもが「またこのみそ汁~?」と文句をいうようになってきた。たしかにバリエーションをつけないと飽きるよなぁ…。そんな時に出会った1冊が『みそ汁はおかずです』(瀬尾幸子/学研プラス)だ。

 ページをめくってみると、どれも手軽で簡単なレシピばかり。しかも意外な食材の組み合わせやちょっとしたアレンジがおもしろく、“こんな作り方があったんだ!”と感心してしまった。よし、このレシピ本を使って子どもに「ママってすごい!」と言わせてやろうじゃないか。

朝晩の冷え対策に、1日1杯のみそ汁を飲もう

 私はみそ汁生活を始めて、いいことがたくさんあった。まずお腹の調子がよくなったこと。発酵食品のみそに含まれる善玉菌や具として入れる野菜の食物繊維が、腸内環境を整えてくれているのだと思う。

 そして冷えもだいぶ改善された。以前はひどい冷え性で、夏場でもエアコンの効いた部屋にいると体の末端が冷え切って体調を崩すほどだったが、みそ汁を飲むようになってから冷えに悩むことが少なくなった。

 朝晩の気温が下がるこれからの季節、冷え対策に1日1杯のみそ汁は個人的にも超おすすめ。根菜などの体を温める食材を入れると効果アップが期待できそうだ。ということで今回は本書の中から冷えによさそうなアレンジみそ汁を作ってみた。

かぼちゃ+しいたけ+長ねぎ+オリーブ油

みそ汁はおかずです

 まずはオリーブ油をプラスしたかぼちゃのみそ汁。かぼちゃは一口大、しいたけは4等分、長ねぎは1cm幅に切り、だし汁と一緒に鍋に入れて火にかける。かぼちゃがやわらかくなるまで煮たらみそを溶き入れ、火を止めてオリーブ油を加える。

 このオリーブ油のちょい足しが冷えには◎。オリーブ油に含まれるビタミンEには血液を循環させる効果があり、温かい食べ物と一緒に取ると体内の熱をキープしてくれるという。かぼちゃの甘みとしいたけの出汁が染み出たみそ汁は、やさしい味わいで心もほっこり。オリーブ油×みその相性のよさをぜひ実感してみてほしい。

長いも+しめじ

みそ汁はおかずです

 長いもも体を温める食材のひとつ。消化酵素を多く含み、弱った胃腸機能の回復にも一役かってくれる。作り方は皮をむいて1cm幅のいちょう切りにした長いもと、石づきを切り落としてほぐしたしめじ、だし汁を鍋に入れ、長いもに火が通るまで煮る。みそを溶き入れひと煮立ちしたら火を止めて完成。

 みそ汁好きの私だが、具に長いもを入れたのは実はこれが初めて。食べてみるとシャキッとした歯ごたえとホクホクした食感の両方が楽しめ、シンプルなのに十分満足できた。しかもレシピ通りに作ると具がたっぷり! ムリなく野菜をいっぱい食べられるのもみそ汁のいいところだ。

すりおろしじゃがいも+粒コーン+バター

みそ汁はおかずです

 最後はじゃがいもを使った洋風の1杯をご紹介。鍋にすりおろしたじゃがいもと水、だしの素、鶏ガラスープの素を入れて火にかけ、お玉で混ぜながら煮る。とろみがついたら粒コーンを加え、みそを溶き入れてひと煮立ちしたらバターを加えて火を止め、好みでコショウをふる。

 スープのようだが、食べてみると立派なみそ汁! じゃがいもの甘さをコクのあるみそとバターが引き立てていて、とってもおいしかった。とろみのついた汁は体を芯から温めてくれる。子どもも「え~これみそ汁なの~!? すご~い!」と大はしゃぎ。台所に立つものにとって、料理を目の前にして見せる家族の笑顔はやっぱりうれしいものである。

 本書は、こんな風に食材の組み合わせやアレンジ次第でみそ汁がいろいろな可能性を秘めていることを教えてくれる。本稿では変わり種レシピを紹介したが、忙しい朝はみそ汁の中に卵を落とすだけでもOK、と手軽に作れるのもみそ汁の懐の広さだ。簡単でおいしく続けられるみそ汁生活、本書を参考に楽しんでみてはいかが?

調理・文=齋藤久美子