普通の学生から月収3000万円に。成功するための思考と行動

ビジネス

公開日:2020/10/12

億を稼ぐ積み上げ力
『億を稼ぐ積み上げ力』(マナブ/KADOKAWA)

 近年、人々の仕事の在り方はますます多様化している。これまでのように、会社に所属して、定時に出社して顔を突き合わせて働くのではない方法を選択する人が増えているのだ。
しかし、新しい働き方を選択するのは非常に勇気のいる行動である。収入は保証されるのか、自分に十分な能力が備わっているのか……。

 そんな不安を取っ払うように努力して、貯金0から1億を超える年収を手にするようになった人がいる。彼の著書『億を稼ぐ積み上げ力』(KADOKAWA)には、これまで一般的と言われてきた働き方を選ばずに高収入を得られる思考と行動がつまっている。

楽して稼ぎたい人は、この本を読まないでください

 本書の著者であるマナブさんは、世帯収入500~600万円くらいという一般的な家庭に生まれた偏差値57くらいのゲームをすることが好きな、ごく普通の学生だった。彼は大学生の時にフィリピンへ1年間留学し、帰国後フィリピン留学情報ブログを開設する。そして大学卒業後はフィリピンのセブ島で就職するものの、11カ月で退職してフリーランスとなり、のちに起業する。しかしそれが大失敗となり、収入は月に5万、貯金はゼロとなってしまったのだ。

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 だが、彼はその2年後に、年収7桁を達成する。人生は一気に、時間とお金にゆとりのあるものにシフトした。彼はその稼ぎを、ほとんど家にいながら得ることができたのだ。それは、「やるべきことを、やるべき時に、やるべき量だけやったからだ」と著者は言う。

成功するための思考と行動

 例えば、マナブさんの人生を最も大きく変えた行動は、「朝起きたら必ずブログを書く」と定めたことである。休日は設けず、まずは90日続ける。その行動が、彼に物事を習慣化し、継続させる力を身につけさせた。習慣化し継続することで突然才能が花開く! というわけではないが、なかなか進歩しない自分に絶望しながらも絶えず続けることで、確実に力は身についていく。「朝起きて○○する」というのは誰もが手軽に始められる方法だ。年収1億を超えるはじめの一歩としてまねしてみてはいかがだろうか。

 また、新しい挑戦を目の前にして不安になることがあるだろう。そんな時は、今取り組むべき課題だけに集中することが大事だという。目の前の課題以外をすべて無視することで、自然と湧いて出てくる不安なことから意識をそらすことができる。その一方で、最悪の事態を想定することも大切だ。もし今失敗したら、うまくいかなかったらどうなるだろうかと考える。そうすると、「案外なんとかなるな」と心をほぐすことができる。

 以上のような思考法と行動法を実践して、著者は月収5万円から月収3000万円を実現させた。ここまで読んでもまだ、信じられないと感じる人は、ぜひ実際に本書を手に取ってみてほしい。本書を読んで、自分の今の生活を見直してみてほしい。本書の中には、著者が成功できたことを納得できるだけの内容がたくさん載っている。本書を読んだみなさんが、自分に合った方法でスキルアップしていくことを願っている。