かつては禁煙用だったお菓子はどれ?/大人の最強雑学クイズ

暮らし

公開日:2021/10/4

【答え】キャラメル

【解説】
日本初の国産キャラメルは、森永製菓の創業者である森永太一郎(たいちろう)が1899(明治32)年に販売を開始した。当初はなかなか普及しなかったが、1914(大正3)年に開催された大正博覧会で土産用に販売したところ、人気が爆発。4月23日には「禁煙を欲せらるる紳士淑女の為(ため)に特製ポケット用」というキャッチフレーズで、新聞広告が掲載された。そして、同年7月10日の広告では「煙草代用」のスローガンが起用されている。このことからも、当時のキャラメルはあくまで“大人用のお菓子”で、人によっては煙草の代用品として利用していたことがわかる。

雑学総研

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【著者】雑学総研(ざつがくそうけん)/珍談奇談の類から、学術的に検証された知識まで、種々雑多な話題をわかりやすい形で世に発表する集団。江戸時代に編まれた『耳袋』のごとく、はたまた松浦静山の『甲子夜話』のごとく、あらゆるジャンルを網羅すべく日々情報収集に取り組む傍ら、テレビ番組とのコラボレーションも行なった。著書は、6万部を超えるロングセラーとなっている『大人の博識雑学1000』や、『人類なら知っておきたい 地球の雑学』(以上、KADOKAWA)ほか多数。