「ふじ大学」で南極の知識を深める。「アデリーペンギン」と「コウテイペンギン」の挨拶の違いとは?/ふじと南極のなかまたち(上)

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公開日:2022/8/12

ふじと南極のなかまたち(上)

ブルたちにトイレを!

十一日夕、場所は飛行甲板、デッキチェアで雑談中の数人にあとから加った運用士が甲板に座り込んでペチャクチャ。そこへブルが鎖から放たれてやって来るや、片足をあげてシャーッ、シャーッ……。ほぼ全量を出して身ぶるい。同席者がおどろいて「おいッ、運用士」と注意。あわてて上着を脱いだら下着までズブぬれ。関係者の話、次ぎのとおり。目撃者大沼さん「石とまちがえたかな」。機関長「これで運用士の背丈が伸びるだろう。」便乗者「大体、お互にわかりそうなものだ。」応急長「特に手洗濯を許す。」運用長「よく洗え。」艦長「詳細に報告せよ。」
××××××
運用士「いや、全くおどろいた。」ブル「イヤコチラモオドロイタ」。
(文章は原文の通りです。)

ふじと南極のなかまたち(上)
▲「ふじ」の前の「宗谷」の時代は、犬ぞりが輸送のメインを担っていたので犬たちには専用の船室(なんとクーラー付!)がありましたが「ふじ」にはブルとホセのための部屋はありませんでした。船内で発行された新聞には切実な記事が出ています。

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