「心」「人づきあい」「モノ」「お金」「不安」の5つを軸にして自分を整える。その方法は?/自分を整える 手放して幸せになる40のこと

暮らし

公開日:2022/10/9

04 周りにいる人のためにも、まずは自分を整える

心の余裕を持つことは「権利」ではなく「義務」

「自分の気分が上がることばかりをするのは、わがままではないだろうか?」

 ひょっとすると、あなたはそう思うかもしれません。

 しかし、断言します。これはわがままなことではけっしてありません。

 その理由、それは、

 気分が上がった精神的コスパの高い状態であなたが生きることは、周りの人に対してもいい影響を及ぼすことになる

 からです。

 あなたがご機嫌でいることで、家族は幸せに過ごすことができます。

 あなたが笑顔でいることで、職場の人たちが安心します。

 あなたが幸せでいることで、周りにいる人たちも幸せになれます。

 

 逆に、あなたが不安定な状態でいることは、周りにも心配や余計な気遣いをさせてしまうことにつながってしまいます。

 常に安定した自分をつくること。

 つまり、幸せでいることは「権利」ではなく「義務」なのです。

 そう考えると、自分を整えるということに対する罪悪感は薄れていくと思います。

 

 自分の機嫌は自分で取る。

 周りで何があっても、いい状態の自分でいる。

 そのためにも、まずは自分を整えることがいちばん大切なことなのです。

 

自分が幸せでいることを許可する

 ほとんどの日本人は、無意識のうちに自分を抑え込みすぎています。

 

 会うと気分が下がる人との会食。

 伝統的に当たり前とされてきた仕事でのつきあい。

 自分の許容量を超えて、必要以上に抱え込んでしまっている日常のルーティーン。

 

 こうしたことを「なんとなくやらなければいけないから」とか「社会ってそういうものだから」と、モヤモヤしながら自分の時間を無駄に使っている人が多すぎだと感じています。

 このように、自分を抑えてでも周りの人と調和して生きていくことが、何よりの美徳と教えられてきているので、先に挙げた4つの感情、「我慢」「不安」「遠慮」「後悔」を抱えて生きていることに麻痺しすぎているのです。

 しかし、こうした無意識のストレスは、あるとき堰を切ったようにあふれてしまいます。

 もしあなたがいま、心の中で「自分は我慢している」と顕在的に自覚しているとしたら、それはすでに我慢しすぎのシグナルです。

 いちはやくそのストレスを手放す行動に移しましょう。

気分が自然に上がるコツ04
周りの人のために、まずは自分が幸せでいる努力をする

<第4回に続く>

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