コロナ禍で運動不足になる人が増加。血流が悪くなり、内臓が冷える原因に!?/内臓を温めるという提案

暮らし

公開日:2023/1/16

コロナ禍の生活で体が歪む、2つの原因

 コロナ負債は、見た目にも影響を及ぼしました。

 体系の変化です。

 コロナ禍により、2種類の体型の変化が起きました。

 

 1つはコロナ禍の運動不足やストレス解消のためのドカ食いが引き起こした肥満です。

 まず、志望は通常温まりやすいのですが、一度、冷え切ってしまうと、逆になかなか温まりにくいという特徴があります。

 つまりぽっこりお腹の人の脂肪が冷えてしまうと、冷却版をおなかの周りに着けて生活しているのと同じような状況に。これだと当然、内臓は冷やされてしまいます。

 そして、体重が1キログラム増えると、毛細血管が1500メートル長くなるという話も聞きます。ついた脂肪の分、毛細血管が伸びるのです。

 そうなると、血液は、新しく生まれた毛細血管にも流れていくことになるので、全体的な血流は悪くなり、内臓の冷えへとつながる可能性が高くなります。

 

 肥満とともにコロナ禍により起きた体型の変化が、骨格の歪みです。

 コロナ禍の生活で、骨格が歪んでいる人も多くみるようになりました。

 その原因は2つあり、1つが運動不足です。

 

 骨と筋肉はつながっています。

 そのため、筋力が低下したり筋肉のバランスが崩れたりすると、骨が傾いて骨格が歪んでしまいます。

 

 もう1つの原因は、リモートワークにより、仕事をする環境が整っていない場所で長時間仕事をせざるを得なかったことです。

 クリニックに訪れる方の中には、筋力の低下に加えて、ワークデスクもワークチェアもそろっておらず悪い姿勢で仕事をし続けて、骨格が歪んでしまっている方が非常に多いように感じます。

 骨格はどこかが歪んでしまうと、その部分をフォローしようとして、連鎖的にさまざまな骨格が歪んでしまいます。

 そして骨格が歪むことによって、熱を運ぶ血管が圧迫され、血流が悪くなったり、神経が圧迫されて、自立神経が乱れたりする原因にもなるといわれています。

 

コロナ禍以前から日本人の内臓は冷えていた?

 そもそも、コロナ禍に関係なく「昔と比べて日本人の内臓は冷え続けていた」といえるかもしれません。

 少し昔のデータになりますが、1957年に発表された日本人の平熱に関する報告では、10代~50代での男女の平均は、36.89±0.34℃だったそうです。

 そこから日本人の平均体温は36.89℃といわれているようですが、近年、その数値より0.7℃近く平均の体温が落ちているのではないかといわれています。

 内臓温度と体温はまったく別ものですが、体温が低くなっているのに、内臓の温度だけ高くなっているとは考えられません。

 体温の低下とともに、内臓の温度も定価しているということが考えられます。

 そんな状況に加えて、このコロナ禍です。

 今の日本人の内臓が氷河期を迎えているのではないか、私はとても心配です。

 

<第2回に続く>

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