雑談力上手は、〇〇を使って自分自身のエピソードを話す!『超雑談力』④

ビジネス

更新日:2020/1/10

「どうして?」より「どうやって?」と聞く。「あいうえお」でリアクションする。天気の話や時事ネタはNG。超カンタンな話し方のコツ満載!

ルール3 雑談のきっかけ

「今朝、ニュースで見たんですけど」
「最近○○が流行ってるらしいですね」

 雑談のきっかけとして、その日のニュースや流行ってる時事ネタを持ち出すこと、ありませんか? 話のとっかかりとして、誰もが知っていることを話したくなるのは当然です。

 ですが、これも、雑談力を向上させるためには、避けましょう。

 第2のルールで「情報ではなく気持ちを話すべき」とお伝えしましたが、流行の時事ネタやニュースを話のきっかけにすると、会話が上滑りしてしまい、生の感情を話しにくいのです。

「今回の台風はひどかったらしいですね。全国各地で被害が出ていると聞きました」
「そうらしいですね。大変ですよね」
「……」
「……」

 誰もが知ってるニュースなのに、なぜか話は盛り上がりません。

 仮にここで、「政府の対応には怒りを覚えました」「災害には気をつけたいですよね」と、無理に気持ちを伝えようとしても、どうもうまく言えません。

擬音を使って、エピソードを話す

 では、どういう話題を選べば、スムーズに自分の気持ちを伝えられるのでしょうか。

 正解はずばり、「自分自身のエピソードや体験談を話す」です。

「今回の台風、ゴーゴーと風がすごくて。夜、寝られなかったんですよ」
「えー、それは大変ですね」
「頑丈だと信じてたマンションなんですけど、今回ばかりはヒヤヒヤとしました」
「うちも初めて防災リュックをつくりました。がらっと意識が変わりますよね」

 このように、台風の話題も自分が実際に体験したことにひもづけて話せば、グッと身近になります。そうすれば、「信じてた」「意識が変わった」と、自分の感情をありありと伝えることができるというわけ。

 この「ありありと」というのが重要で、「ゴーゴーと」「ヒヤヒヤ」など、擬音(オノマトペ)を使うのも効果的です。

 派手なエピソード、笑える体験談の必要はありません。ごくごく普通の話でOK。

「体験したこと+感じた気持ち」をセットで話すようにすれば、相手との関係はみるみるうちに良好なものとなります。

 どこかで読んだような時事ネタではなく、自分のエピソードを話す。あなた自身が経験したことを話す。これが、第3のルールとなります。

ポイント
実際に体験したことは、気持ちを乗せやすい

<第5回に続く>