占いにはセラピー効果がある。悩んでいるときに優しく励まし、気持ちを高めてくれるもの/占いで強運をつかむ⑤

暮らし

2020/7/10

占いで強運をつかむ

著:
出版社:
マガジンハウス
発売日:

「ハケンの品格」など大ヒットドラマを数多く手がける人気脚本家・中園ミホさん。人生は全部占いで決めてきたという著者が語る「占いを人生に生かす秘訣」をご紹介します。しあわせになりたいあなたの背中をそっと押してくれるはず。

『占いで強運をつかむ』(中園ミホ/マガジンハウス)

空亡期は占い師に会いに行かないで

 空亡期は判断力が鈍り、自分自身を見失ってしまいがちです。

 迷いや焦りが出て、占いに依存しやすくなりますので、一対一の対面での占いは控えたほうがいいとわたしは思います。また、この時期はミステリアスな出会いも多く、ハマりやすいと言われていますので、注意が必要です。

 悪い占い師にあたってしまうと、占い師がささやく言葉にとりつかれて、抜け出せなくなってしまうかもしれません。

 また、最近はインターネットで予約し、電話やスカイプで相談できる課金式の占いもありますが、これも慎重に。占い師にすっかり依存して、思わぬ大金をつぎ込んでしまった人もいるそうです。

 もちろん、親身になってくれる良い占い師もたくさんいます。運気の良い時なら、そういう占い師に出会えることもあると思います。

 ただし空亡期には、サイト占いなどのちょっと距離のあるもの、自分を冷静に客観視できるものを利用することをおすすめします。

占いとセラピー効果

 わたしは、なぜ占いがあるのかと問われたら、迷わず「しあわせになるため」と答えます。

 脅したり、自信をうばったり「これはやっちゃいけない」と止めて暗い気持ちにさせるような占いなら、なくていいとさえ思っています。

 なにか悪いことがあっても「今がこういう時期だから乗り越えればいいんだ」と明るく前向きな気持ちになれたり、どうしようもなく悩んでいるときに問題に立ち向かう元気をくれたりする。占いとはそうあるべきだと思っています。

 実は前回の「空亡期」のとき、わたしは朝の連続ドラマ小説のオファーをいただき、引き受けるかどうか激しく迷いました。

 脚本家にとって「朝ドラ」はとても大きな仕事で晴れがましい反面、どれほど苦労するかを脚本家仲間からたびたび耳にしていました。

『ちゅらさん』や『おひさま』を手がけた岡田惠和さんに聞くと、「朝ドラはマラソンではなく、全力ダッシュの短距離走。それを毎日毎日156本、必死に走るようなもの」とのこと。想像以上にハードで過酷な様子、しかも空亡の真っ最中に、そんな厳しい仕事は自分には無理だと思ってしまったのです。

 そのとき、わたしは占いの力を借りました。四柱推命のような占いとは全く違う占いです。霊感があると評判の先生を、脚本家の先輩の大石静さんに紹介してもらいました。

 仕事以外のことも霊視され、わたしが怠け者で大変な仕事からすぐ逃げようとすることまで、その先生はちゃんとお見通しでした。

「大丈夫、ちゃんと書き上げることができます」

 その一言に背中を押され、やっと気持ちの整理ができました。

 そして書き上げたのが、朝ドラの『花子とアン』です。

 あたまでは乗り越えないといけないとわかっていても、心が揺れたり、立ち向かう勇気が出なかったりするのは、誰しもあることです。

 そんなときこそ占いの力を利用してほしいと思います。

 占い師はセラピストのように優しくあなたを励まし、あたたかく応えてくれるでしょう。後押しというか、気持ちを高めてくれる。わたしはそこがいちばん大事だと思っています。

占い師とのつきあい方

 信頼している占い師でも妄信することはありません。

 遠慮せず、疑問に思ったことやこうしてほしいなどの希望は伝えることも大事です。

 朝ドラのとき背中を押してくれた先生には、その後もよく占っていただいていますが、あるとき、悪いことやきびしいことばかり言われてしまい、「お金も払ってこんなに悪いことばかりを言われるのはつらいし、帰りに暗い気持ちになってしまう。なにかいいことも言ってください」と、厚かましいお願いしたことがありました。

 すると、悪いことを聞かせることで、厄が落ちることもあると説明してくれたのです。

 たとえば、「○月から△月までは乗り物の乗り降りのときに、気をつけてください。足をケガします。入院することになるかもしれません」と言われたとします。

 ものすごく嫌な気持ちになるでしょう。じつはそれが厄落としになっているというのです。さらに車や電車の乗り降りにも、いつも以上に注意をはらうことで厄が落とせるといいます。それを聞いて、ああ、この先生はすごくいいな、説得力もあるし。「それなら、どんどん悪いことも言ってください」とお願いしました。

 自分の気持ちを伝えたことで、先生への信頼もさらに増したと思います。

占いは言葉で届く、相性で選んで

 占いは、言葉であなたのもとに届きます。

 脅されるのは嫌だけど、調子のいいことばかり言われるのもちょっと……。ですが、この人の言葉はなんだか気持ちが和む。いつも元気が湧く。あなたにもそうした占いがあるのではないでしょうか。

 たとえばわたしは、弱っているときは、しいたけ占いのしいたけさんの言葉が心に響きます。あまりよくない結果だとしても、言いっ放しではなく、その先に明るい光を感じさせてくれるのです。

 くり返しになりますが、占いは自分の気分を上げるためのもの、ということを忘れないで。ほめられたいのか、元気をもらいたいのか、はたまた活を入れられたいのか、言葉のセンスや使い方、相性のいいものを選んでほしいと思います。

<第6回に続く>

この記事で紹介した書籍ほか

占いで強運をつかむ

著:
出版社:
マガジンハウス
発売日:
ISBN:
9784838730896