何かが耳の中で動いている? 眠れない夜に聞こえる「シーン」という音の正体とは…/大人も知らない? ふしぎ現象事典⑧

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公開日:2021/7/6

「ふしぎ現象」研究会・編集、ヨシタケシンスケ・イラストの書籍『大人も知らない? ふしぎ現象事典』から厳選して全9回連載でお届けします。今回は第8回です。「勉強しなさい」と言われると勉強したくなくなる。「期間限定」と書いてあるお菓子をつい買っちゃう。大人でも理由を答えられないような「ふしぎ現象」の名前と由来を子どもに楽しく伝える雑学本!

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大人も知らない? ふしぎ現象事典
『大人も知らない? ふしぎ現象事典』(「ふしぎ現象」研究会:編、ヨシタケシンスケ:イラスト/マイクロマガジン社)

大人も知らない? ふしぎ現象事典

それは… ダンス細胞の音

 それは耳の中にある、音を受け取る細胞が動いている音です。この細胞は踊っているみたいに動くことから「ダンス細胞」と呼ばれています。音がした時、耳の中では感覚器官がその音によって揺れるのですが、小さな音だと揺れも小さく、うまく捉えることができません。ダンス細胞は小さな揺れを増幅して脳に届けるため、常に動いて準備をしています。だから静かな部屋では、耳の中でダンス細胞が動く音が聞こえるのです。

大人も知らない? ふしぎ現象事典

ふしぎ現象コラム

「ダンス細胞」は1秒間に2万回も動くことができますが、それは「プレスチン」という超高速で動けるタンパク質のおかげです。

<第9回に続く>

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