「お金持ちの人」と「そうでない人」との進む二極化。お手本は貯蓄上手な“蓄財優等生”/年収300万円FIRE

暮らし

更新日:2022/7/21

年収500万の会社員が資産1億円を築く方法

 お金持ちになることができるのは、株やビットコイン、不動産など、現金以外の資産を持っている人たちです。

 では、なぜ資産価値は上がり続けるのでしょうか?

 詳しい説明はアメリカ経済の仕組みに関する第4章(177ページ以降)に譲りたいと思いますが、1つだけ覚えておいていただきたいことがあります。

 それは世界随一の大国アメリカの政府が、自国の株価が上がり続けるよう、金融政策と財政政策を両輪で回しているということです。

 もっとわかりやすく、ざっくりいってしまうと、アメリカがうまくかじ取りをしてくれているおかげで、リーマンショックやコロナショックのような世界的規模の経済危機が訪れても乗り越えることができ、それゆえに株式などの資産価値が上がり続けているのです。

 その恩恵をちゃんと受けられるような準備さえすれば、誰でもお金持ちの仲間入りをすることができます。

 先ほどもご説明したように、2019年に金融資産を1億円以上持っていた人は50世帯に1世帯いて、なおかつそのうちの4分の1は年収500万円以下の会社員であるという調査報告もありました。

 資産1億円以上を保有する人は全世帯の2%で、そのうちの4人に1人が年収500万円以下ですから、全体で見ると、年収500万円以下でも資産1億円以上の人はざっと200人に1人。

 むろん、その中には親の遺産や保有不動産からの賃料収入で生活している「もとからお金持ち」も含まれるでしょう。

 しかし、その割合が今後も続くなら、今は年収が低くて資産の少ない人でも、200人に1人には富裕層の仲間入りができるチャンスがあるのです。

 その1人に、あなたがなれない理由はどこにもありません。

 では、どのようにして年収500万円以下の会社員が資産1億円以上を築けたのでしょうか?

 それは彼らが、貯蓄のうまい「蓄財優等生」だったからです。

 本書の冒頭でご紹介した、貯蓄率とFIRE達成までの期間のグラフを思い出してください。

 どんなに収入が高くても、その収入の大半を消費に使ってしまうと富裕層にはなれません。稼いだ収入のうち、できるだけ多くの比率を、株式投資を含めた貯蓄に回して、賢く上手に増やすこと。

 これこそが、資産1億円以上の富裕層になるために必要なことなのです。

 蓄財優等生はFIREを達成するうえでお手本となる人たちです。

 年収300万円でもそんな優等生になってFIREする方法を、第2章で詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。

 第1章では、どうして投資が必要なのかということについてご説明してきました。

 続く第2章では、私がおすすめするFIREのプランと、FIREを実現するための投資法についてお話ししたいと思います。

<続きは本書でお楽しみください>


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