急に距離をつめるのは逆効果。仕事では距離感に応じた「情報+エピソード」を/2度目の会話が続きません

ビジネス

更新日:2022/7/21

 初対面では会話がはずんだのに、つぎに会ったときに話が続かない…そんな経験はありませんか? 「聞き上手」なだけでは、会話も人間関係も深まりません。

 野口敏著の書籍『2度目の会話が続きません』は、会話に苦手意識のある「2度見知り」さんのための会話の教科書。仕事の場でもプライベートでも役立つ話題選び、話し方、質問の仕方やリアクションの取り方など、コミュニケーションを円滑にとるためのノウハウを伝授します!

 仕事の相手との話では、相手との距離感によって適したエピソードも変わってきます。プライベートな話はどこまでならOKでしょうか。

※本作品は野口敏著の書籍『2度目の会話が続きません』から一部抜粋・編集しました

2度目の会話が続きません
『2度目の会話が続きません』(野口敏/サンクチュアリ出版)

プライベートの話って、どこまでOK?

距離感に応じた話題の選び方

●適したエピソードは距離感で変わる

 お伝えしたように、会話のきっかけにはあなたのふだんのエピソードが最適です。

 ただ、エピソードならなんでもいいかと言うとそうではなく、相手との距離感によっても変わってきます。

 たとえば仕事で会った人にいきなり「私のランチはコンビニ弁当ですが、○○さんはどうしてますか?」なんて言えば、相手もちょっと戸惑ってしまいますよね。

●情報にエピソードをつけ加える

 そこでひとつの指針としておすすめしたいのは、会社や住まいなど、肩書きから入って、そこにプライベート色を少し感じる話題をつけ加えるという方法です。

 たとえば、「こちらの会社は駅から近くて便利ですね」などと言われたら、単に「そうですね」と返事するのではなく、

「会社は便利ですが、自宅は不便で駅から徒歩20分なんです」

 と言われると、思わず「えっ、20分はたいへんですね!」と言いたくなりますよね。

 それがこの人にならちょっとプライベートのことを話してもいいのかなという安心感につながるのです。

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