利き脳がわかれば片づけも楽チンに!?——お部屋も心も未来もスッキリ!

暮らし

更新日:2018/4/5

『利き脳片づけ術』(髙原真由美/小学館)

 新年度も始まり、心機一転新しい暮らしを始めたいという方も多いのではないでしょうか。そんなときいちばん初めに思い浮かぶのが、「片付け」ですよね。片付けをすれば、気持ちが晴れやかになりゆとりのある生活を送ることができることがわかっているのに、“なかなか気が進まない”といった方や“片付けても片付けてもすぐにまた散らかってしまう”といった方もいらっしゃることでしょう。

 そんなみなさんにおすすめしたいのが『利き脳片づけ術』(髙原真由美/小学館)という片付けのハウツー本です。この本のコンセプトは、みなさんひとりひとりの利き脳で片付け方を決め、それにのっとってお部屋も心も未来もスッキリさせていこうというもの。利き脳別で片付け方を変えるという新しい切り口の本書を活用して、前向きで楽しい新生活を始める準備を整えましょう。

■利き脳は4タイプ——まずは自分を知りましょう

 まずは、指組みと腕組みを使って、自分の利き脳を見極めましょう。指組みではインプットの際の利き脳が、腕組みではアウトプットの際の利き脳がわかるといいます。指を祈りのポーズのように組んだときに、右の親指が左の親指の下に入るかたちになれば、インプットの利き脳は「右」です。また、腕組みをしたときに右腕が左腕より下にくれば、アウトプットの利き脳は「右」ということがわかります。こうして、この人は利き脳が「右右」タイプだということがわかりました。

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「右右」タイプの人には、モノの出し入れがササッとできてしまうように片付けるのがおすすめです。「右左」タイプの人は、片付け前に好みの収納グッズを買ったり「何をどんな場所にどうしまうか」のような細かい計画を練ったりするとよいそう。また、「左左」タイプの人は、はじめに片付けのしくみを作ってからそれに従って片付けを進めることがポイント。そして、「左右」タイプの人は、自分だけの片付けルールを見つけそれにのっとって片付けを進めればOKだといいます。

 利き脳タイプを調べて、いざ片付けスタートです。

■「左右」タイプの片付け方——中身が見えることが大事です

 自分の利き脳のタイプを調べてみたところ、わたしは「左右」タイプでした。ということで、ここではちょこっとだけ「左右」タイプのための収納術をご紹介します。

 左右タイプの人は、一般的な片付けのしかたに縛られず自分なりの方法を見つけることと収納の中身が一目でわかるようにザックリしまうことが大切だそう。これには、脳がものごとを感覚的にとらえるように発達していることが関係しているようです。

 たとえば、キッチンでは、細かい収納位置を決めたりせずに、ワンアクションで取り出せるようなアイテムを使うとスッキリします。おたまやフライ返し、菜箸などにはまとめて立てて入れられるような収納器具を使い、調味料や乾き物はふたのない透明の容器やかごを使ってポンポン放り込めるザックリ収納がおすすめです。わたしもこの方法を早速実践してみたところ、いままで何をやっても片付かなかったキッチンが見違えるようにキレイになりました。

 そのほか「右右」「右左」「左左」タイプについても本書では詳しく説明しています。自分のタイプにあった片付け方についてもっと知りたいという方は、ぜひ本書を手に取ってみてくださいね。あなたの新生活を後押ししてくれるはずです。

文=ムラカミ ハヤト